インフルエンザ検査　陰性でもご注意ください

インフルエンザの診断に迅速抗原検出キットが用いられるようになって、簡単に早く診断ができるようになりました。

僕は家族全員がインフルエンザにかかり、僕自身も40℃の熱が出ている時でも必ず陰性と出ます。今までに一度も陽性と出たことがありませんが、きっと何度かは偽陰性だったんだと思います。

インフルエンザの迅速抗原検出キットでは偽陰性が出ます

簡単に、そして直ぐに結果が分かるインフルエンザの迅速抗原検出キットですが、一定の確率で偽陰性が出てしまうことが分かっています。

迅速抗原検出キットで陽性と出たのに本当は陰性（偽陽性）というケースは殆どないと言われていますが、本当は陽性なのに陰性と出てしまう（偽陰性）は少ないながらも出てしまいます。

※偽陰性率は使用するキットによって異なります

また方法だけではなく、発熱し始めた時（発症）からの時間も偽陰性率にも大きく影響します。

※偽陰性率は使用するキットによって異なります。

発症から時間が経過しないとウイルス数が足りずに偽陰性となってしまいますが、時間が経過し過ぎるとタミフル、リレンザ、イナビルなどの抗ウイルス剤が効かなくなってしまいます。（高熱で体力も奪われますし、何より苦しいです。）

出来る限り確実に陽性反応を出すには、

• 鼻腔吸引液または鼻腔ぬぐい液を使用
• 発症から18～48時間以内に検査を受ける

ことが肝心です。鼻腔吸引液を選ぶことはできませんが、

• 鼻腔ぬぐい液
• 鼻かみ液

を選べる場合は、痛くても鼻腔ぬぐい液を選びましょう。本当に痛いですけど。。。

医師の診断を尊重しましょう

迅速抗原検出キットを使って検査を行い、出た結果をもとに医師は診断と処方をします。

陰性と出た場合、

• 本当の陰性
• 偽陰性

かを、様々な状況や症状から判断することになります。

陰性でもタミフル、リレンザ、イナビルが処方される場合もあるかも知れませんし、カロナールなどの解熱剤が処方されるだけかも知れません。医師によるその判断は尊重しましょう。

でも、インフルエンザへは最大限の警戒をしましょう。

医師の診断が陰性であったとしても、もしかすると偽陰性である可能性（軽い誤診）もあります。そんな場合に備えて、検査結果が陰性であったとしても、

• マスクの着用（屋内・屋外共）
• マスクなどを触った場合は必ず「正しい手洗い」を実施する
• 必要・状況に応じて学校や仕事を休むことを検討
• 乳幼児や高齢者、または免疫が低下するような病気にかかっている人との接触を避ける

などして、万が一の感染拡大を防ぎましょう。

インフルエンザでも高熱が出ない場合があります

インフルエンザと言えば、

• 38℃以上の急な発熱
• 悪寒
• 関節痛や筋肉痛
• 倦怠感
• 頭痛

が特徴ですが、中でも急な高熱がサインだと思われています。

ですが、熱が余り上がらないのに検査をしたら陽性だったという場合も少なくないようです。

実はB型は熱が余り上がらず、発熱以外の症状も軽い場合があるようです。ですが、それは人によってですので、中には高熱が出て、強い症状が出る場合もありますので、過信は禁物です。

職場や学校でインフルエンザが流行っている場合、

• 検査結果が陰性
• 高熱が出ていないし、熱以外の症状も軽い

場合であっても、インフルエンザに感染している可能性があることを考えて、

• マスクの着用（屋内・屋外共）
• マスクなどを触った場合は必ず「正しい手洗い」を実施する
• 必要・状況に応じて学校や仕事を休むことを検討
• 乳幼児や高齢者、または免疫が低下するような病気にかかっている人との接触を避ける

などして、万が一の感染拡大を防ぎましょう。

皆さんがインフルエンザにかからず、今年の冬を平穏に過ごせますように。