教師による脅迫事件 カッターナイフを生徒の口に突きつける
2019/06/12
教師が授業中に生徒の口元にカッターを突きつける
再び教師による狂行です。
広島県広島市南区の市立中学校で、20代の男性教師が、1年生の男子生徒8人に対して口元にカッターナイフを突きつける事件を起こしていたことがメディアの取材によって17日明らかになりました。
情報を寄せられたメディアが広島市の教育委員会に取材したところ、2015年9月29日に担任のクラスで合唱を指導している際、男子生徒8人に「もっと口開けろ。」「 口を開けないと当たるけどいいのか。 」などと言い、順番にカッターナイフを口から約5センチの距離に突き付けたそうです。
11月20日に被害を受けた生徒の保護者が学校に相談し、事件が発覚しました。
学校の調べに対して、教諭は「口元に持って行ったが刃は出していない」と説明していますが、一部の生徒は「刃が出ていた」と話しており、話が食い違っています。
学校がクラス全員に聞き取り調査をを行ったところ、この教師が他にも「生徒の足をつかんだり、お尻を蹴ったりしていた」という情報が寄せられ、この中学校は12月13日に保護者説明会を開き、謝罪しました。
広島市教育委員会は不適切な指導であったとして、処分を検討しているそうです。
この中学校は広島市立宇品中学校だという情報もありますが、現時点ではどこの中学校なのかなどに関する正式な情報はありません。生徒の安全に関わることですので、公表すべきだと思います。
カッターナイフを持ち歩く異常性
この教師は
「口を開ける幅を示すためで、刃は出ていない。脅すつもりはなかった。」
と言い訳をしていますが、複数の生徒が
「刃が出ていた。」
と証言していることから、脅し目的でカッターナイフを突き付けたにも関わらず、虚偽の証言をしていると見られ、更に悪質です。そもそも、カッターナイフで口を開ける幅を示す必要がどこにあるのでしょうか。線が入っているのでモノサシと間違えたとか。そんなバカなら即刻教師を止めてください。
また、カッターナイフは教材を作成するため持っていたと言い訳をしていますが、合唱の指導中に教材を作るはずはなく、このカッターナイフは脅しのために持っていた可能性もあります。
きちんとした目的もなしにカッターナイフを所持している場合は、銃刀法違反になる恐れがあります。(過去には逮捕例も。)学校内でカッターナイフを目的もなしに所持していたこと、それを生徒の口元に突き付けたことが、
不適切な指導であったとして、処分を検討
とする広島市教育委員会には呆れます。
今後このような馬鹿げた行為を教師がすることがないように、銃刀法違反と脅迫として警察には動いて欲しいです。
松山市立津田中学校の事件の影響
今まで教師による学校内での暴行事件は「ちょっと行き過ぎた体罰」程度に扱われ、表に出ることは限定されていました。
それが、12月10日の放課後に松島市立津田中学校で起きた教師による暴行事件で流れが変わりつつあるのかも知れません。
この機会を無駄にせず、しっかりと膿出しをして欲しいと思います。
生徒による暴力やいじめを無くすためにも、教師による暴行をなくし、教師の言葉に説得力を持たせる必要があります。ただ、いじめや生徒による暴力がゼロにならないように、教師による暴力もゼロになるとは思えません。それでも、生徒であっても、教師であっても、親であっても、暴力は絶対にダメだという姿勢を示す必要はありますので、今回の事件もしっかりと対処して欲しいと願っています。
あとがき
本文中で「カッターナイフは教材を作成するため持っていたと言い訳をしていますが、合唱の指導中に教材を作るはずはなく、このカッターナイフは脅しのために持っていた可能性もあります。」と書きましたが、男性教師はカッターナイフを使って教材を作りながら、合唱の監督をしていたという情報もありました。その場合、銃刀法違反にはならず、凶器を使った脅迫をしただけになります。
この教師は、2015年4月に臨時採用されてから、
- 日常的に「 死ね 」「 ばか 」「 しばくぞ 」などの暴言を吐く
- 9月下旬に両足を持って「 ジャイアントスイング(プロレス技で、AKB48の 渡辺麻友さんがタレントの加藤浩次さんにかけられ、顔面もキックされたことで問題になりました。) 」を生徒にかけるなどの暴行
- 11月 18日には生徒の尻を蹴るなどした
などの問題行動を続けていたことも分かりました。
12月13日の保護者説明会で説明され、学校から謝罪があったそうですが、学校が全く把握していなかったのか、それとも黙認していたのかで責任の所在が大きく違ってきます。その辺りもこの機会にしっかり調査して頂きたいです。
そして広島市教育委員会はこの教師の処分を検討していましたが、12月17日で退職したと言います。教育委員会としての処分は免れたのかも知れませんが、刑事責任は正しく追求するべきだと思います。でなければ、このようなバカにまっとうな先生方の血の滲むような努力に傷を付けられ続けることになります。
絶対に「退職したから終わり」という結末は避けて頂きたいです。
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