台風12号　祇園祭の後祭中止の可能性

ウェザーマップ 7月20日(月)10時32分配信ニュースによると、台風12号はいったん熱帯低気圧になっていましたが、再び台風12号になりました。いったん熱帯低気圧になった後に台風に復活するのは去年の台風7号以来です。

祇園祭の後祭は7月24日です

17日の前祭は京都市で暴風警報が出なかったため、雨の中でしたが何とか実施することができました。

安心したのもつかの間、今度は台風12号が向かってきています。速度や進路はこの先変更すると思いますが、現在の予想図では後祭に影響が出る恐れがあります。

過去に天候が原因で中止になったことはありません

過去記事「祇園祭　巡行の可否は台風11号の進路次第」で書きましたが、1000年を超える歴史のある祇園祭ですが、巡行が天候を原因として中止になったことはありません。過去には一度だけ天候で延期になったことがあります。明治17年(1884)には、大雨による道路の損壊が酷く、既に長刀鉾が寺町松原辺りまで進んでいましたが、続行困難となり、延期とされ、7月23日に再び巡行が行われました。これだけです。

雨天では間違いなく決行、大雨が降った場合は強行。でも、暴風になってしまうと中止の可能性もゼロではありません。小さな街なら翌日に延期することも出来ると思いますが、京都市では交通への影響が大きく、翌日への延期は難しいかも知れません。（でも、今の京都市なら翌日実施という英断を下せるかも知れません）

今後の台風の動きからは目が離せません。

巡行に行かれる方はご注意ください

万全の配慮をして祭は実行されていますが、風による落下物などの恐れがあります。また、傘などが飛ばされて山鉾の巡行に影響が出る恐れもあります。落下物などで怪我をしないように常に注意を払うのと同時に、持ち物が風に飛ばされないようにも注意してください。

出掛ける際には、台風情報と警報注意報情報には常に注意を払ってください。

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