スマホとキーボードとまな板の共通点

家の中で一番汚い場所は？と聞かれたら、最初に思い浮かぶのはやっぱりトイレですね。あとは靴とか三角コーナーとか。「臭い＝汚い」って刷り込まれているからでしょうか。「臭い＝汚い」以外にも、「乾いている＝多分汚くない」という感覚かもですね。

家の中で最も汚いのは、スマホ・キーボード・まな板なんです

ほぼ最も身近なグッズが最も汚いとはショックです。

考えてみれば、スマホ・キーボードはありとあらゆるシチュエーションでベタベタ触られ、唾液のしぶきに曝され、汚くないはずがありません。今後は面倒くさがらずに掃除します！

でも、まな板がトイレよりも汚いなんて。毎日洗っているのに？

洗って乾燥させたまな板は一見綺麗に見えますが、無数に入った傷の中で細菌類が増殖する機会をうかがっています。除菌のできる食器洗剤を使用しても、さらっと洗うだけでは傷の中までは除菌できません。

まな板の除菌方法

細菌は除菌をうたった製品が多く、我が家も3本ある食器洗い用洗剤のうち2本は除菌ができるものです。この手の洗剤をまな板に薄く伸ばして、暫く置いておけば除菌ができますので、簡単便利です。

ですが、除菌製品を多用することは新たな脅威を生んでしまいます。現在、ヨーロッパでは家庭のまな板から薬剤耐性菌の一種「ＥＳＢＬ産生大腸菌」が検出され、問題視されています。これが日本でも起こらないとは限りません。

最強の除菌方法

まな板の除菌で最強なのは、熱湯消毒です。漬け置きが一番なのですが、鍋ややかん一杯の熱湯をかけるだけでも十分です。一緒に菌が増殖しやすいふきんやスポンジも消毒しましょう。

昔からある熱湯消毒は、「ＥＳＢＬ産生大腸菌」のような薬剤耐性菌を生まず、非常に優秀な方法なのですが、スマホとキーボードは熱湯をぶっかける訳にはいかず、除菌のできるウェットティッシュなどで拭くしかありません。

物の消毒・除菌だけではなく、手洗いも忘れずに！

それから、除菌をしても手からの菌移りをしては元も子もありませんので、物の除菌と同様に手洗いもしっかりすると安心です。