伝染性軟属腫、通称「水イボ」
2019/06/13
※写真はイメージです(カエル苦手なひと、ごめんなさい)
僕にとって水イボと言えば青木君(分からないひとは「イボガエルを触るとイボが感染するって言われる件」を読んでくださいね)なんですけど、こどもができてからは青木君以外にも注意しなければならないひとが増えてしまって厄介です。
先日もこどもをテニススクールに送っていって、ベンチで眺めていたら、隣に誰かのママが座ったんです。さすがにもうドキドキしたりはしなかったんですが、問題はその後。僕とママさんの間にそのママさんのこどもが割り込んできました。2人用のラブベンチみたいなこぶりなやつなんで、もう肌と肌が触れ合う程(ママさんとではなく、そのこども)の距離感。更にベンチの上に足を上げて、その足が僕に当たったのでふと見ると、水イボでぶっつぶつ。それを見て、さぶいぼ出てしまって、こっちもぶっつぶつ。そして、別のドキドキ。
直ぐにベンチを立ちたかったんですが、二人が横に来て直ぐに立つのも不快に思われるといけないので、結構な時間我慢しましたけど、再び水イボもらうんじゃないかってドキドキヒヤヒヤしました。
侮れない水イボの感染力
基本的にはこどもの感染症で、おとなは免疫が低下していたりしない限りは余り感染しないそうです。それを知っていればもう少し動揺もしなくて済んだのに、残念です。
そうは言っても、免疫力の低下しているひとや基礎疾患のあるひとは大人でも日和見感染して、ある時に発症し、重症化することもあるそうなので、おとなもそれなりに注意が必要です。
こどもに関しては爆発的な感染力がありますよね。皮膚科でピンセット攻撃を受け、泣いた方も多いのでは?皮膚と皮膚の接触は勿論、汁がついたものを触っても感染します。プールの時期は皮膚の接触に加えて、ビートバンでも感染するので、ある意味防ぎようがないかもです。
治療方法
感染力が強く、しかも手のひらと足の裏以外のどこにでもできる可能性があります。まぶたに感染すると結膜に濾胞性結膜炎(ろほうせいけつまくえん)を生じる恐れもある(日本眼科学会の資料を参照)そうです。ただ、思ったよりも眼球への感染は心配なさそうです。(先日、目薬の防腐剤で中毒を起こして、濾胞性結膜炎にかかりましたが、痛みもさることながら、見た目が超気持ち悪いのでもう二度とゴメンです)
治療方法は色々あるようですが、経験とひとの話から概ねピンセットでつまんで薬を塗るって感じですね。僕も場合は、焼き切られましたけどね。他に感染したり、見た目が悪いのでって程度の理由らしく、中には跡を残したくないから放置して自然治癒するのを待つってひともいます。
こどもが幼稚園の時、跡が残るからって治療をせずにこどもをイボイボのままで放置しているママがいましたが、周りはかなり困惑してたのに気付いてくれませんでした。
Wikipediaにも
治療しないと半年から2年持続するが、自然に治ることもある。
Wikipedia 「伝染性軟属腫」
って書いてありますよ。「自然に治ることもある」ですよ。「治ります」じゃないんですよ。幼児なんて肌ベタベタしますし、夏は水遊びもします。そこは周囲のことも考えて、ちゃんと治療しましょうね。免疫力の落ちたおとなにうつして重症化させてしまったら後悔しますよ。
数が増えると厄介なので、治療はお早めに
僕の場合は焼き切ったので別の痛みがありましたが、ピンセットでつまんで切除するのもそれなりに痛いみたいです。麻酔テープ(保険OK)で表面麻酔してくれるみたいですが、一回で取れる数に限りがあるようで、何度か通う必要がある場合も。数が増えてしまってから病院へ行くと、
治療で一部切除⇒帰宅してかきむしる⇒増加⇒治療で一部切除
という無限ループに陥っちゃうかも。
水イボ見たら直ぐ皮膚科!
ネットで見ると民間療法も含めて色々な治療法が紹介されています。民間療法を否定しませんし、皮膚科での治療が全てだとも思いません。ですが、考えているうちに爆発的に数が増えてしまいますし、その結果痛い思いをするのはこども達です。もうあれこれ考えず、水イボを見付けたら直ぐに掛かり付けの皮膚科へ駆け込みましょう。(僕の例もありますので、あんまりにも治療器具が古い皮膚科はやめてあげてくださいね。トラウマになりますから。おねがいします。)
あとがき
水イボって名前の由来、なんでしょう。夏のプールや水遊びでうつるから「水」イボなのか、はたまたつぶすと汁が出るから「水」イボなのか。でも、つぶして出るのはどろっとしたやつだから「水」じゃなさそうだし。ずっと気になってましたが、結局分からずしまいです。残念。
って終わろうとしたら、「水」虫もなんだか良く分からないのに「水」ついてますね。やっぱりそっちの「水」なんでしょうかね。どーでもいい疑問は更に大きくなってしまっただけでした。
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