80歳が15歳をはねて死なす アクセルとブレーキ踏み間違い
2019/06/12
埼玉県さいたま市で80歳が15歳をはねて死なす事故
最近、毎日のように高齢者による事故のニュースを聞いている気がします。
今回は埼玉県さいたま市。
12月23日、15歳の女子高生は千葉市のコンサート会場に行くため、JR浦和駅に向かって歩いているところを事故にあいました。2日後に誕生日プレゼントに原宿で買ってもらったブーツを初めて履いて出かける楽しみにしていたコンサート。その途中で彼女の未来は奪われてしまいました。
さいたま市に住む容疑者は、信号待ちで停車していた車に衝突し、その後歩道を歩いていた女子高生をはねて止まりました。女子高生は胸を強く打ち、救急搬送された病院で死亡が確認されました。
過失運転傷害の現行犯で逮捕された80歳の容疑者は
「ブレーキとアクセルを踏み間違えた。」
と供述しているそうです。
女子高生が亡くなったため、容疑を過失運転致死に切り替え、12月25日に送検される予定になっています。
高齢者の事故に多い「アクセルとブレーキの踏み間違い」
高齢者が元気でアクティブなのは喜ばしいことですが、その分このような痛ましい事故が増えているように感じます。
特に年末に入ってから立て続けに何件も高齢者による重大事故が続いています。年末の忙しい中、考え事をしながら運転をすることで、操作に集中できず、誤操作に繫がっているのかも知れません。
この先高齢者人口が増えていくにつれて、更にこの手の事故が増加し、深刻化するでしょう。衝突回避・防止支援システムの普及が急がれるのですが、このシステムの熟成にはまだ時間が必要なことに加えて、高齢者が新型車に積極的に乗り換えることは期待が出来ないため、当面は他の方法も考えなければなりません。
- ◯◯歳以上は免許の返納を義務化する
- ◯◯歳以上は◯年ごとに免許を更新することにして、合格しなければ免許は更新できないようにする
などの意見も出ていますが、決定する方々の中にも高齢者がいたり、そもそも変更にはお金がかかるという問題もあって、現実化は難しそうです。
家族が一緒に考えてあげるのはいかがでしょう?
実は我が家でもホットな話題になってます。
義理の母、つまり妻のお母さんなんですが、現在72歳とそれほどの年齢ではないんですが、既に車ボコボコです。人身事故は何とかしていませんが、スーパーの駐車場で別の車に当てたり、縁石に当ててパンクさせたりしています。そんなこんなで保険は年18万円弱。そろそろ限界かも知れないって妻とも話をしています。
家族として、いつか人身事故で人に大きな怪我をさせることが心配なので、保険が18万円になった機会に、
- 自動車の維持費(車検・保険・ガソリン・メンテナンス諸々)
- 必要な時にタクシーを使った場合の交通費
を比較するために、1ヶ月間自動車をしようせずにタクシーを使った場合にどの程度の金額になるのかテストするように勧めています。本人は車に愛着があるわけではありませんが、短い距離でタクシーを呼ぶと嫌な顔をされるのが怖いと言って、なかなか首を縦に振ってくれません。
なので、この正月に帰省した際にはそのことを家族会議で話し合うことになると思います。
我が家の場合は離れたところに住んでいますので、家族の誰かが代わりに運転することが出来ないのですが、同居している場合は、運転できる誰かに便乗することで自分で運転する機会を減らすのも手だと思います。
また、インターネット通販を簡単にできるように準備をしてあげることも役に立つと思います。
外出の機会が減ることで刺激が減って、認知症を発症させたり、悪化させたりしないように、運転による外出に代わる刺激を準備してあげることも大切です。
社会制度が変わったり、車の機能が進化することも待ち遠しいのですが、先ずはできることからやってみるといいのではないかと思います。
このお正月、実家で話をしてみませんか?
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