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「ありえへん∞世界」で紹介されたMoustafa Ismail氏

      2019/06/12

最近は殆どテレビは視ない(※ひかりTVは視まくり)のですが、偶然電源を入れた時に懐かしい映像が流れていました。

それは一昨日の「ありえへん∞世界」でしたが、世界一腕が太いとギネスにも登録されている男性として紹介されていたのは、Moustafa Ismail(ムスタファ・イスマーリ)氏で、数年前にも「奇跡体験アンビリバボー」か何かで紹介されて、物議をかもしていました。

ありえへん腕の太さはSYNTHOLによるもの

シンソール(Synthol)は薬品の名前です。

Amazonでも取扱いがありますが、並行輸入だけです。

安いものではありません。

Moustafa Ismail(ムスタファ・イスマーリ)氏の映像はYouTubeにもアップされています。

腕の伸縮に関わらず張った上腕はSynthol(シンソール)を使ったものです。

過去記事「あなたもシンソールでリアル「超人ハルク」」でも書きましたが、ステロイドではここまでの筋肥大は不可能だと言われています。

シンソールによる筋肥大を取り上げた動画がありますのでどうぞ。

シンソール(Synthol)という薬品は、美容整形や一部のボディビルダーによって一時的な「筋肉のインプラント」として利用され合成油脂です。

成分組成は、

  • 85.0%:オイル
  • 7.5%:リドカイン(鎮痛剤)
  • 7.5%:アルコール(殺菌と油脂の安定)

となっています。

鎮痛剤が入っている時点でこの薬品の素性が伺い知れます。

「ありえへん∞世界」は視聴者投稿型番組なので、しっかりした調査なしに制作されたのだと思いますが、

  • 数年前の情報を最近のことのように紹介
  • 彼の証言「人工的なものは入れていない」をそのまま引用

していたのは余り宜しくありません。

シンソールを注射してまで筋肥大を目指す男が「ありえへん」というのであればまだ良かったと思います。

シンソールの副作用

薬品にはほぼ必ず副作用があります。

Synthol(シンソール)も例外ではなく、副作用があります。

しかも、結構怖い副作用がたくさんあります。

特にSynthol(シンソール)は一時的な注射では効果が継続しないため、注射を打ち続ける必要があり、そのため副作用を引き起こすリスクがどうしても高くなってしまうのでしょう。

  • 筋肉の変形
  • 神経損傷
  • 肺塞栓
  • 心筋梗塞
  • 脳卒中
  • 硬化性脂肪肉芽腫
  • 感染症

以上のような副作用があるとされていますが、その他にも強烈な副作用があります。

それは

破裂

筋肉や皮膚の弾力性を超えた量のSynthol(シンソール)を注射してしまうと、時に腕などが破裂してしまう場合があります。

いわゆる「副作用」とは違いますが、Synthol(シンソール)を使った筋肥大では起こりえる事故です。

synthol explosion(※心臓の弱い方は検索しないでください)

で検索をかけると身の毛もよだつ画像が数多くヒットします。

また、ボディビルのコンテストの最中に漏れてしまうなんて事故(ハプニング)も起きたりしています。

一番左の人、途中で左肩からシンソールが漏れ出てしまい、退場です。

シンソールには手を出さない方が安全です

奥さんはゴリマッチョが苦手で、以前の職場で「ポンプアップしては自分の腕の筋肉に見とれていた同僚が気持ち悪かった(確かに仕事中はダメですよね)」という話を時々するので、家でカミングアウトしていませんが、実はゴリマッチョ願望がない訳ではありません。

ジムに通いながらプロテインを飲んでいたこともあります。

だから、筋肥大を目指す人の気持ちは良く分かります。

どんなにその気持が強くても、シンソールには手を出さないことをお勧めします。

また、海外では女性がヒップにシンソールを注射して肥大させた結果、破裂してしまった事故もあると聞きます。

男性だけではなく、女性も、シンソールを使おうと思った時は、少し冷静になって、他の方法も検討してください。

YouTube動画でRich Piana氏がSynthol(シンソール)のことを説明しています。

見た目もいかついし、言葉も悪いですが、シンソールについては凄く正しいことを言ってます。

 - 健康, 生活, 筋トレ, 育児

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