日本でテロが起こったらどうしますか？

日本自体がテロのソフトターゲット

フランスのパリでの同時多発テロではスタジアムや劇場など警備が手薄な場所が狙われ、テロの対象が政府施設や軍事施設などのハードターゲットからソフトターゲットに移行していることを象徴しています。

また、最近のテロはメディアの注目を集めることを目的とする傾向が強まっているため、警備が手薄な思いもよらない場所がターゲットとされることが増えていますので、私達一般人が巻き込まれる可能性がより高くなっています。

一般人の銃の携帯が認められていない日本では、テロは他人事のような印象がありますが、その危険性は日々高くなってきています。日本への自動小銃などの密輸は難しいと思いますが、不可能ではありません。事実、反社会的勢力からは、ありとあらゆる銃火器が押収されています。

また、輸入しなくても、これからは3Dプリンターがあれば、銃火器や武器を密造することが可能ですので、かつてないほどにテロの脅威は高まっています。

混雑した駅や公園などで銃が乱射された場合の被害者数は数百人にのぼる可能性

パリでの同時多発テロでは少なくとも130人が犠牲となったと言われていますが、日本で自動小銃を使ったテロが発生した場合、犠牲者の数はその数倍にのぼる恐れがあります。

ディズニーランドへの入場では手荷物検査も金属探知機による検査もありません。もしあそこで自動小銃を乱射されたとしたら、考えただけでゾッとします。

もし万が一銃を乱射された場合はどうすればいいのでしょうか？

テロで生き残るためのキーワードは、走る＞隠れる＞戦う

テロが起きた時の対応については、アメリカのヒューストン市が制作した動画が参考になります。

1.　RUN（走る）

• 逃げ道があったら、その場から避難することを試みてください。
• その他の人が同意しようとしまいが避難してください。
• 持ち物は残して避難してください。
• 可能であれば、その他の人が逃げるのを助けてあげてください。
• その場所に入って来ようとする人がいたら止めてください。
• 安全な場所に逃げたら、110番通報してください。

2.　HIDE（隠れる）

• 隠れたらドアをロックするか、ドアをブロックしてください。
• 携帯電話やスマホが鳴らないようにしてください。
• 大きな物の陰に隠れてください。
• 物音を立てずに、息を潜めてください。
• あなたが隠れるべき場所は、テロリストから見えず、自分に向かって発砲された際に保護するものがあり、あなたが動いた時に音がしたりせず、あなたの動きの邪魔をしないところにしてください。

3.　FIGHT（戦う）

これはあなたの生命が脅かされた時の最後の手段です。

• テロリストを無力化してください。
• 武器になりそうなものを使って反撃してください。
• テロリストの武器を奪って使用してください。
• あなたの行動に専念してください。

4.　110番通報

警察や特殊部隊が到着した時は以下のように行動してください。

• 冷静さを保ち、指示にしたがってください。
• 手を挙げるなど、常に両手が見える状態にしてください。（武装したテロリストと見間違われないために）
• 指をさしたり、叫んだりすることは避けてください。
• 負傷者の救助はまもなく始まることを知っていてください。

とにかく冷静に行動してください

絶対にパニックに陥ってはいけません。

人が逃げるのと同じ方向に動くとパニックに陥り、逃げられなく恐れがあります。周囲の状況を見ながら、一番確実で安全な逃げ道を見極めてください。

万が一逃げ遅れた場合は、死んだふりをするのも有効な場合もあるそうです。テロリストの中には息をしている人へとどめを刺すような冷酷な人間もいますが、パリの同時多発テロでは床に倒れて死んだふりをして助かった人もいます。逃げ遅れた場合は、

3.　FIGHT（戦う）

を選択するべきかどうかを冷静に判断して、戦うべきではない場合は、息を殺して床に伏せるなどして、脱出の機会を伺ってください。