リオ・オリンピック 妊婦の観戦自粛の呼びかけ
2019/06/12
大統領の首席補佐官が妊婦は五輪観戦を避けるべきだと見解
ブラジルのジルマ・ルセフ大統領の首席補佐官は、2月1日にリオ・オリンピックへの妊婦の観戦は避けるべきだという政府としての見解を示しました。
ブラジルは蚊の駆除とジカ熱流行の沈静化に努めてきましたが、感染の流行が南米全域に広がり、北米にも広がる勢いを見せていることから、今回の公式見解の公表に至りました。
ジカ熱自体は、それほど恐れるべき感染症ではなく、健康な人であれば感染しても命に関わることがありませんが、妊娠中に感染すると胎児が小頭症になる恐れがあるため、
- 妊婦
- 妊娠する可能性のある女性
は感染予防に最大限の注意を払う必要があります。蚊よけスプレーや蚊の嫌う素材を練り込んだ衣類を着たとしても、ジカ熱感染のリスクをゼロにすることが不可能なため、五輪感染を諦めるというのがベストの選択です。
リオ・オリンピック以外に注意すべき国
- Barbados(バルバドス)
- Bolivia(ボリビア)
- Brazil(ブラジル)
- Colombia(コロンビア)
- Commonwealth of Puerto Rico, US territory(プエルトリコ自治連邦区)
- Costa Rica(コスタリカ)
- Curacao(キュラソー)
- Dominican Republic(ドミニカ共和国)
- Ecuador(エクアドル)
- El Salvador(エルサルバドル)
- French Guiana(フランス領ギアナ)
- Guadeloupe(グアドループ)
- Guatemala(グアテマラ)
- Guyana(ガイアナ)
- Haiti(ハイチ)
- Honduras(ホンジュラス)
- Martinique(マルティニーク)
- Mexico(メキシコ)
- Nicaragua(ニカラグア)
- Panama(パナマ)
- Paraguay(パラグアイ)
- Saint Martin(セントマーチン)
- Suriname(スリナム)
- U.S. Virgin Islands(アメリカ領バージンアイランド)
- Venezuela(ベネズエラ)
以上の南米地域に加えて、以下の
南太平洋のAmerican Samoa(アメリカ領サモア)、Samoa(サモア)、そしてアフリカのCape Verde(カーボベルデ)になります。
出典:CDC
最新の情報は、
- CDCの「Areas with Zika」
- 厚生労働省検疫所 FORTH 海外で健康に過ごすために「新着情報」
- 外務省 海外安全ホームページ「海外安全情報の検索」
以上で確認ができます。
関連記事
-
ロタウイルス感染中
不覚にもロタウイルスに感染したようです。 妻は幸いにも無事で、こどもと僕がほぼ同 …
-
岩泉町乙茂地区 小本川氾濫に関するハザードマップ作成に不備
台風13号は温帯低気圧に変わりましたが、全国的に厚い雲に覆われ、非常に激しい雨に …
-
歩行者の常識 横断歩道で9割の車は止まらない
月こどもには、横断歩道で自動車は止まらないから、遠回りでも信号を探して渡るように …
-
鼻を刺すような臭いだけじゃないサシガメ
奥さんは大の虫嫌いなんだけど、元昆虫好き(今はちょっと気持ち悪い)の僕の影響で、 …
-
シャラポア選手は筆舌に尽くしがたいほど無思慮なのか
3月8日、シャラポア選手がドーピングテストにおいて禁止薬物「メルドニウム(Mel …
-
遊泳禁止 静岡県焼津市沖合にシュモクザメ出現
茨城県鉾田市に続き、今度は静岡県焼津市です。8月10日、沖合でシュモクザメ2匹が …
-
いじめを放置する学校と闘いましょう
相変わらずいじめに対しては動かない学校が多いことに愕然とします。いじめで自殺する …
-
トライアンフ横浜北 顧客の車両を預かったまま代表が消息不明
英車「トライアンフ」の正規販売店「トライアンフ横浜北」が店舗改装工事をするとして …
-
保育園児の声は騒音だと35%が同感 厚生労働省調査
9月26日の朝日新聞デジタルに「保育園児の声は騒音?…35%が「同感」 厚労省調 …
-
セカンドオピニオンは健康保険が使えず自費診療になります
信頼できるかかりつけ医がいる場合は問題ありませんが、都合の良い時間に予約が入った …
- PREV
- 加西市の中学校で教師が生徒を焼く
- NEXT
- セカンドハウス イオンモール京都五条店に車が突っ込む事故