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紫外線に加えて近赤外線も有害につき要注意

      2019/06/13

紫外線対策だけでも大変なのに、どうやら近赤外線ってやつも有害みたいです。しかも、太陽光線の50%近くが近赤外線だったり、液晶モニターなどの機器からも発しているらしく、結構厄介なやつらしいんです。

赤外線と言えば健康に良さそうなイメージ

「赤外線」って言うと温かいイメージがあります。後はリモコンなどのセンサーとか。遠赤外線と言えば、ヒーターや炊飯器でしょうか。でも、近赤外線ってほとんどイメージがありません。でも、赤外線の一種なら、きっと体にいいんだろうって思ってしまいます。でも、残念なことにそうではないんです。

近赤外線と遠赤外線の違い

ハロゲンヒーターは近赤外線を利用しています。遠赤外線を利用するセラミックヒーターと違って、ヒーター自体が光を放っています。これは近赤外線ヒーターは2000~2800℃という高熱の発熱体を利用するのに対して、遠赤外線ヒーターは500℃~1000℃という比較的低い温度の発熱体を利用していることによる違いになります。

「遠赤外線によって体の中からポカポカ」というコピーを多く見かけますが、実は間違いで、遠赤外線は表面にしか届きません。そして、近赤外線は深くまで届きます。しかも、紫外線よりも更に深く届いてしまいます。

近赤外線の害

紫外線は皮膚の老化や皮膚癌を引き起こすと言われるUVBと比較的害の少ないUVAがあります。UVBは表皮までしか届きませんが、UVAはUVBより波長が長いため、真皮まで届いてしまいます。今までUVAの害は軽視されてきましたが、UVAはUVBの少ない冬季や朝夕にも多く降り注ぐため、長期の積み重なりが皮膚にダメージを与えます。

太陽光線は、40%が可視光線で、10%が紫外線、そして残りの50%近くが近赤外線であると言われています。近赤外線は波長が長いため、紫外線よりも更に深い部分まで届き、実に真皮の深層部から筋肉まで届きます。紫外線のUVAは真皮にまで届き、皮膚の張りを保つ弾性繊維を破壊して、しわなどの皮膚の老化を引き起こしますが、近赤外線は更に深い部分の弾性繊維と筋肉を破壊することによって強い老化現象を引き起こしてしまいます。しかも、地表に届く光線量が紫外線の5倍にもなりますので、紫外線以上に注意をしなければならない存在なのです。(紫外線と比較するとDNA損傷と発癌リスクは低いようなのですが、光線量が5倍違いますので、軽視はできず、今後の研究から目を離せません)

近赤外線対策グッズ

最近は紫外線だけではなく、近赤外線カット機能がついたグッズが販売され始めています。購入される時は「近赤外線カット」かどうかを必ず確認してくださいね。

 

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