首吊り注意 長い物には巻かれない
2019/06/13
靴袋をエレベーターに挟まれ、指に掛けていたその紐で指を切断する痛ましい事故が学校で起きました。
「学校×エレベーター」という組み合わせは珍しいので学校で同様の事故が起きるリスクはそれほど高くない(給食用のエレベーター以外は無い学校の方が多い)ですが、「紐×事故」という組み合わせは全く珍しくないので注意が必要です。
長い紐状のものは危険だと言う認識を持ちましょう
紐やベルトなどの長いものは危険だと言う認識を持つ必要があります。どんなものがあるかと言うと、
- ホイッスルの紐
- 防犯ブザーや携帯電話用のネックストラップ
- 鍵っ子の紐
- パーカーの紐
- マフラー
- スカーフ
- ショール
- チョーカー
- ネックレス
- イヤホンコード
- ヘッドホンコード
- ネクタイ
- ショルダーバッグのベルト
- カメラのストラップ
- IDカード用のネックストラップ
- 靴紐
とにかく種類が多いです。
どんな危険があるのでしょうか
動くものに引っかかったり、挟まれたりするだけではなく、止まったものに引っかけたり、体に巻き付くというリスクもあります。
例えば、
- エレベーターのドアに挟まれて首吊りや切断
- 自転車で走行中に木の枝や支柱などに引っかかって転倒
- 遊具で遊んでいる時に巻き込んで首吊り
- 電車のドアに挟まれて引きずられる
- 寝ている時に首に巻き付いて窒息
- バイクや車からひったくられて引きずられる(海外旅行時にひったくりにあって死亡した例があります)
- シュレッダーに巻き込まれて窒息や切断
- 靴紐が自転車のギヤに引っかかって転倒
- 靴紐を踏んで転倒
などです。思った以上にリスクが多いと思いませんか。
防ぐ方法
「長いもの=リスク」と考えて常に注意を
長い紐状のものを身につけたら気を付けるしかありません。動いているものに近づいたり作業をしたりする場合は、体から外しておくのが安全です。
非常時に切れる/外れるようにすることでリスク回避
また、紐の材質を弱くしておいたり、一定状の力がかかると外れるジョイントの付いたものを使用したりするのも手です。こどもに注意させるのは難しい部分がありますので、こどもが身につけるものは必ず切れたり、外れたりするものにしてください。パーカーは紐が無くなっても、フードが引っかかって転倒するなどの恐れもありますので、こどもだけで遊ぶような場合はパーカーは避けた方が安全です。もし紐がついたパーカーしかない場合は、紐を抜いてしまうのもいいでしょう。(実際、パーカーの紐は余り使いませんので)
長いものに巻かれてしまわないように、注意しましょう。
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