15周年のUSJ ゾンビ達も進化
2019/06/12
一部ネタバレがありますので、怖がりのお子さん(※「未就学児の体験はご遠慮ください」とされていますので、小学生以上が前提)をこの時期のUSJに連れて行くのがちょっと心配な親御さん以外は読まない方がいい記事です。
15周年のゾンビは進化していました
心も体も“RE-BORN(リ・ボーン)”する、やり過ぎ連続の15周年
で、様々なものが「やり過ぎ」状態のUSJですが、ソンビも変わっていました。
大人には興味津々の今年のゾンビですが、怖がりなこども達にとってはUSJ自体に行きたくないと思ってしまうことかも知れません。友人の家族がUSJに行ったところ、こども達がゾンビを怖がってしまい、土産物ショップから出られなかったと言ってました。
恐らく「こどもが怖がってUSJを楽しめない」というクレームは去年にもあったと思います。そして、ゾンビの中には去年もその旺盛なサービス精神がゆえに「やり過ぎだ」と本気のクレームをもらった者(モノ?)もいたと思います。
そんな反省を踏まえて、今年のゾンビは進化していました。
怖がって顔を手で覆っているこども(大人でも)はスルーします
去年は盛り上げるために、怖がっている客の周囲をゾンビが囲むというシーンも良く見られましたが、今年は怖がって顔を手で覆って下を向いているこどもとその連れの大人の前をゾンビはスルーします。
「きゃーーーー」と黄色い声を出して走り回る女子(※本当は走ってはいけません)は追いかけますが、声を上げずに立ちすくんでいるこどもや女子は見事にスルーしていきます。
今年のゾンビは相手を見て襲います。
または、唸り声を上げて誰かを追いかけていたゾンビが、振り返った時に小さなこどもがいたりすると
「うがっ(大丈夫)?」
と優しい声を出して静かに立ち去ります。
トラウマ2は怖い体験をしたい人が行く訳ですから、トラウマになるようなことはありません。ですが、大人にはそれほど怖いとは思えないパークを徘徊するゾンビ達も、感受性が豊かな小さなこどもにはトラウマを残してしまう恐れがあります。それに対するゾンビの配慮にはちょっと感激しました。
ゾンビにはボスがいます
ゾンビ達は無秩序に徘徊しているようですが、グループに分けられています。
そして、そのグループ毎にボスがいます。
ボスは少し離れた場所、時には物陰から、ゾンビを監視していて、時折インカムで連絡を取り合っています。その姿、まるでSP。
ゾンビの配置を調整するのと同時に、本当に「やり過ぎ」てしまった場合には指導を入れることもありそうです。(ゾンビにフラッシュを使って写真を撮ったりするゲストに注意もします。)
一見カオスのようにも見えますが、実はかなり管理された演出ですので、こども連れでもある程度は安心です。
ユニバーサル・ワンダーランドにはゾンビは来ません
去年までは、
- ユニバーサル・ワンダーランド
- ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター
が安全地帯でしたが、今年はウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッターにデス・イーターズ(Death Eaters)が現れるため、安全地帯ではなくなってしまいました。
ユニバーサル・ワンダーランドには、今年もゾンビは出ませんし、ホラー仮装をしたゲストの立ち入りが禁止されていますので、怖がりのお子さんにも安心です。
ですが、普段と同じ方法で行こうとするとゾンビに会ってしまいます。下を向いていれば襲ってはきませんが、それでも怖いというお子さんのために、ゾンビに会わないでユニバーサル・ワンダーランドへ行く方法が準備されています。
普段はスタッフ用の通路がハロウィーン・ホラー・ナイト(9/10~11/6)期間中だけは開放されて、ゾンビに会うことなしに、ゲートからユニバーサル・ワンダーランドへ直行できます。
一部レストランではゾンビが徘徊する場合があるのでご注意ください
去年、こどもがゾンビを余りに怖がるので、休憩しようとメルズ・ドライブインに入ったんですが、見事にゾンビが入ってきてしまい、こどもに恨まれました。
下のバーガーを僕が食べましたが、見た目とは違って結構美味しかったです。
全てのレストランにゾンビが入ってくる訳ではないと思いますが、
去年まで入らなかったから今年も大丈夫
という保証はありませんので、お子さんが怖がりの場合は事前に確認をしてから食事をするようにした方が安全ですよ。
倒れたゲストをゾンビが取り囲んで襲う場面を目にするかも
叫びながら倒れたゲストを5、6体のゾンビが囲んで貪り食うシーンを目にしました。
お触り禁止の大原則(ゾンビはゲストを触らず、ゲストもゾンビを触らない)
という原則があったはずなのに!とちょっと驚かされます。
「ゾンビはスタッフだから大丈夫」だと必死に信じ込もうと努力をしているこどもを恐怖の淵に陥れる恐れがありますので、親は注意をしてあげてください。襲われているゲストは勿論「仕込みさん」ですので、ゾンビが本物のゲストを襲うことはありません。
大人には怖楽しいハロウィーン・ホラー・ナイト(9/10~11/6)ですが、こどもには本気で怖いと思えてしまうかも知れません。こどもの「怖い」「嫌」が本気なのかどうかをしっかり確認して、本当のトラウマを残してしまわないように十分注意してあげてくださいね。
それでは楽しいハロウィーンをお過ごしください。
関連記事
-
青天の霹靂 晴れていたのに落雷で死亡
「青天の霹靂(へきれき)」は、突然発生する大事件などを表します。突然発生するだけ …
-
自転車の片耳イヤホンは捕まるの
6月1日に改正道路交通法が施行されて、自転車を運転する時にイヤホンなどで音楽を聴 …
-
武器としての傘 「水平持ち」「横持ち」
とかく気分が重くなる梅雨の季節、傘を替えて気分も変えてみませんか。僕は最近ニトリ …
-
ちょっと待って 5秒ルールは無効かも
食べ物を落としても5秒以内ならセーフっていう「5秒ルール」ですが、日本だけだと思 …
-
リオ・オリンピック 妊婦の観戦自粛の呼びかけ
大統領の首席補佐官が妊婦は五輪観戦を避けるべきだと見解 ブラジルのジルマ・ルセフ …
-
ツアーバスの事故で生き残る方法
軽井沢で起きたバス転落事故で、改めてバスツアーでの事故の恐ろしさを思い知らされま …
-
切断ビーナスに代わる名前
オリンピックは今週の土曜日に開会式、そしてパラリンピックは9月7日に開催式と、本 …
-
JINSのウェブサイトが攻撃被害か
JINSのウェブサイトが一時表示不能に 3月6日23:21現在、JINSのウェブ …
-
隣に停めない方がいい車
スーパーや病院の駐車場に車を駐める時、どこに停めていますか? 僕は何度も傷付けら …
-
食中毒 鶏ユッケでカンピロバクター感染
6月16日、堺市保健所は鶏ユッケを食べた大阪府立大学の学生と大学院生33人が食中 …