大地震対策 枕元にスリッパとフラッシュライト置いてますか?
2019/06/13
枕元に置くものと言えば目覚まし時計が定番ですが、最近はそこにスマホが加わっているかも知れません。中には、もう目覚まし時計がないひともいるかもですね。
スリッパとフラッシュライト無しでは避難困難
東日本大震災のような大地震が夜間に起きた場合、枕元にスリッパとフラッシュライト(懐中電灯)を置いているかどうかが生死を分ける場合があります。
地震により火災・延焼の恐れがあるため、揺れが収まったら屋外の広域避難場所などに避難する必要がありますが、夜間の大地震は昼間とは全く勝手が違います。一瞬にして停電、窓ガラスなどが飛散し、タンスなど大きなものが倒壊している中を逃げなければなりません。
想定される状況
- 停電しているため、月でも出ていなければ真っ暗になります
- 就寝中は裸足ですが、布団やベッドの周りが飛散したガラスだらけになっている可能性があります
- 屋内では、タンスが倒れたり、場合によっては天井が落ちてしまい、手探りでは身動きが取れません
- 外に出られても、家などが倒壊して、ガラスや釘の出た木材が積み重なる中を歩いて逃げなければなりません
- 避難経路で大火災が発生すると、真っ暗な中を良く知らない経路を通って避難しなければならなくなります
- 地域によっては津波に襲われる恐れがあります
そのような状況の中を、裸足で、しかも明かりもなく逃げることは不可能に近いです。
防災袋を使えるのは生き延びられた時だけです
どれほどしっかりと防災袋を準備して、食料も水も完璧に準備しても、災害発生時の初動で失敗すればそれを使うことができません。すなわち命を落とします。
まずは、地震直後、および余震直後を生き延びなければなりません。その為には、
- フラッシュライト:夜間に停電しても避難経路を探し出すことができる
- スリッパ:ガラスが飛散した寝室や屋内から取り敢えず逃げ出すことができる
最低でもこの2つは枕元に置いておく必要があります。
もし可能であれば、
- フラッシュライト
- スニーカー:タンスが廊下を塞いだりして玄関に行けない場合は、スリッパで屋外を非難しなければならなくなってしまうため、できることならスニーカーを枕元に置いておきたいです。
- ホイッスル:大きなものの下敷きになったり、ドアが開かなくなったりして、寝室の外に出られない可能性もあります。その際に救助を求めるには声では届く距離も小さいですし、大声を出し続けると体力を浪費しますので、そのような時はホイッスルの有無が生死を分けることになります。
この3つを枕元に置いておくと安心です。
フラッシュライトは通常の停電時や泥棒が侵入したような非常時にも使えますので、是非枕元に常備するようにしましょう。
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