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遠隔操作の恐れで140万台リコール 米クライスラー社

      2019/06/13

クライスラー車に搭載されたテレマティクス(インターネットに接続して、リアルタイムの交通情報を取得してナビゲーションに活かしたり、車両盗難時の自動通報、エアバッグ連動の自動緊急通報機能、近辺の店舗案内、音声認識などを行うシステム)がハッカー攻撃によって遠隔操作される恐れがあるとして、140万台にリコールが出されました。実験では、高速道路を走行中にハッカー攻撃によってエンジン、ステアリング、ブレーキが遠隔操作されました。

最近、モノのインターネット(IOT:Internet of Things)の利便性と危険性が議論されていますが、今回のリコールはその危険性を改めて考えさせるケースです。身の周りの様々なものがインターネットに接続されて生活は便利になっていますが、同じようにハッカー攻撃によって遠隔操作されると身近なだけに大きな被害が出そうです。

今はハッカー攻撃が怖いだけですが、この先人工知能(AI)の開発が進み人間の知能を超えた存在になった時、人工知能が自我を持ち、映画「ターミネーター3」のスカイネットのように世界中のコンピューターを支配するような事態に陥るかも知れません。もはやSFの世界だけの話では無くなってきていることに恐怖を感じます。

リコール対象

  • 2013-2015 MY Dodge Viper specialty vehicles
  • 2013-2015 Ram 1500, 2500 and 3500 pickups
  • 2013-2015 Ram 3500, 4500, 5500 Chassis Cabs
  • 2014-2015 Jeep Grand Cherokee and Cherokee SUVs
  • 2014-2015 Dodge Durango SUVs
  • 2015 MY Chrysler 200, Chrysler 300 and Dodge Charger sedans
  • 2015 Dodge Challenger sports coupes

クライスラー車がリコール対象かどうかの確認は以下のサイトで行えます。

CHRYSLERリコール等対象車両検索(この機能は廃止になりました)

以下のサイトを確認して、お客様センター(フリーダイヤル)に電話するように変更になりました。

リコール情報(クライスラー)

リコールへの対応

クライスラージャパンから詳しい対応方法が未だ発表されていません。米国以外では Uconnect の携帯電話ネットワークを利用した機能は使用できないため、日本国内でリコールとはならないかも知れませんが、念のためディーラーで確認した方が安全かも知れません。

アメリカではオーナーがディーラーを訪問する必要はありません。既にリリースされているソフトウェアのパッチが記録されたUSBメモリが送られてくるので、それを車載コンピューターにダッシュボード上のポートから接続することで対策が可能です。

直ぐに対応したいオーナーは以下のサイトからソフトウェアのパッチをダウンロードして、アップデートすることも可能です。

Uconnect Systemのアップデート

「Please enter all 17 digits of your VIN」と書かれた空欄に17桁のVINナンバー(車両識別番号)を入力すると車両がリコール対象かどうかが分かります。対象の場合は指示に従って作業をするとソフトウェアのパッチをダウンロードできます。

国内への影響

クライスラー車のUconnectシステム(テレマティクス)は、国内では使用されていませんので、車が乗っ取られる心配は要りませんが、今後はこのようなサービスが増えて行くと思いますので、目が離せません。

国土交通省がITS(高度道路交通システム)を推進していますが、サイバーセキュリティ―も同時に推進をして行って欲しいです。

 - リコール, 安全, 生活, 自動車

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