内閣府制作CG　南海トラフ巨大地震編・首都直下地震編

南海トラフ巨大地震や首都直下地震はいつ来てもおかしくないと言われています。

内閣府が動画を制作　南海トラフ巨大地震編・首都直下地震編

大規模地震において想定される被害を具体的に想定し、対策の普及と啓発を目的として、内閣府が過去の災害記録映像に加え、それを元にしたCGを使って動画を制作しました。

その衝撃的な内容にかなりの反響がありました。

※上の画像をクリックすると内閣府の動画視聴ページが開きます。

※上の画像をクリックすると内閣府の動画視聴ページが開きます。

ですが、余り過激な内容にしても不要に不安を煽るだけになってしまいますし、全ての場所が該当する訳でもありませんので、動画は一般化された内容になっている感があります。

地形的な特徴によって、動画とは比較にならないレベルの被害が想定される地域もあります。（勿論、逆の場所もありますが）

動画は

• 南海トラフ巨大地震
• 首都直下地震

の全体像を理解することには役立ちますが、防災・減災のためには、お住いの地域の自治体が地震災害に関して発信している情報をご確認ください。

自治体などが発信する地震など災害に関する情報を確認しましょう

地震の被害想定を動画にして公開している自治体などもあります。南海トラフ巨大地震・首都直下地震以外の地震についても、同様の警戒が必要です。是非この機会に確認してください。

【高知県】安田町津波CG（南海トラフ地震）

南海トラフ地震（最大クラス）に関する県民向けDVD （通常版）《香川県》

愛媛県南海トラフ巨大地震体験版ＤＶＤ

首都被災～木密地域に潜む災害リスク～

鎌倉で津波から生きのびる

山形県津波浸水想定CG

山形県の津波浸水想定 （平成28年公表）

平塚市津波浸水モデルシミュレーションビデオ

公の防災情報発信サイト

自治体の防災情報発信サイト

※防災情報には気象現象も含まれています

旅行・出張に行かれる際は、訪問地の防災情報を確認しておきましょう

下は三重県の津波浸水予測図（平成２５年度地震被害想定調査）の志摩市のものを一部抜粋してあります。

熊野灘に面する一部地域において

最大浸水深　20～50m

とされています。

20～50mと言えば、他の地域での常識が通用しない高さです。

住民の方はその予想を踏まえた上で、防災計画・避難訓練をされていると思いますが、観光・出張で出掛ける方はそのような知識を持たずに出掛ける可能性があります。

ホテル・旅館などに宿泊する際には、非常口や避難経路を確認しますし、飛行機に乗る場合も緊急事態が発生した際の対処法についてレクチャーを受けます。

今後は、国内で旅行・出張に行かれる際には、事前に訪問地の防災に関するサイトを確認して、

• どのような災害の可能性があるのか
• 万が一の際の避難方法

に関する知識を持っておくと安心です。

11月5日は津波防災の日

11月5日は、2015年12月の国連総会で「世界津波の日」に決定しました。

それを受けて、11月5日は日本でも

津波防災の日

に決まり、各地でイベントが予定されています。

それはいいのですが、津波防災ひろめ隊としてゆるキャラを動員するのはどうかなーと思います。広めるためには手段を選ばないという差し迫った危険であることは理解できますが、ゆるキャラ使うと危機感がぼんやりしてしまいそうで不安です。

個人的には、各地において最大規模の津波が発生するとどんな状況が予想されるのか、リアルなCGを作った方がよっぽど危機感をもって理解度が上がると思います。

その流れで、津波防災のポーズというのが決まっているらしく、盛んにPRがされるようになりました。

これは

「津波が想定されるような地震が発生したら、速やかにできるだけ高いところへ避難しましょう。」

というメッセージを具現化したものだそうですが、

のび太か

出典：http://livedoor.blogimg.jp

出典：amazon

のパチに見えてしまいます。

もう一工夫欲しかった。。。