人気病院で患者の年齢制限
2019/06/12
さっきまで土曜日の午前診に行ってました。
病院で患者の年齢を制限することの是非
近所の病院へ行ってました。
ここに引っ越してくる前は、病院はどこにしようか迷うほどに選び放題の状態でしたが、今は選択肢が殆どありません。
今日行った病院は、少ない選択肢の中の「人気店」で、地域・科(分野)別のクチコミランキングでダントツの一位。予約はインターネットのみで受け付けているんですが、予約開始から1分で定員が埋まってしまいます。今まで何度トライしたか分かりませんが、予約画面を入力するうちにいつも時間切れ。予約が取れたことがありません。
それが今朝は運良く予約が取れて、初めて診察を受けることができました。
- クチコミでダントツのナンバー1
- 予約がいつも取れない
から当然期待度が高まる訳ですが、その高まった期待度を満たしてくれるほどの感動・感激はありませんでした。至って普通。とは言え、この地域の標準からすると「神」レベルなのかも知れません。他の病院へ行くのが怖くなります。
その病院なんですが、
インターネットのみの完全予約制
とシステムはスッキリしていますが、
- 電話
- 直接訪問
は受け付けてくれません。
そのためか(と言うか、そのため)、患者さんは若い人だけで、僕がダントツの最年長という感じ。
単にPCやスマホが使えるだけでは予約は取れません。
スピーディな操作とそれを何度も何度も繰り返すだけの忍耐力。(コンサートチケットの電話予約を思い出しました)
これで予約が取れる患者が絞り込まれています。
スマホも含めたインターネット環境が使えない人は予約が取れませんし、高齢者などスマホを操作できない、または操作できても時間がかかる人にも予約はほぼ不可能です。
これは正常なことなのでしょうか?
患者が病院を選ぶ自由があるのと同じように病院が患者を選ぶ自由はあるのでしょうか?
多分、あるんでしょう。
それでも、自分が選ばれない立場になったとしたら、少し不快に感じると思います。
小児科・小児歯科がこども限定なのは理解できます。
婦人科が女性限定なのも当然です。
が、それ以外の科で、患者を選別するのはちょっと引っかかります。
ただ、受付まで来た人に対して
「あなたは診察できません。」
と言っている訳ではなく、利用出来るかどうかは患者次第というだけですから、気にしない人は気にしないでしょう。例えるなら、人里離れた山奥の病院でしょうか。車かバイクなどの交通手段がない人は利用が難しいみたいな。
物理的な距離はまだ理解ができますが、
- インターネット環境がある
- PC・スマホを持っている
- PC・スマホを高速で操作できるスキルがある
など、年齢や経済状況で区別(差別)されているようでちょっと引っかかっています。
今後、予約がインターネットのみという病院が増えるでしょう
忙しい(人気がある)病院であればあるほど、受け付け業務は大変です。窓口に人はあふれ、電話も鳴り止まないでしょう。それをインターネット予約に置き換えるという流れも理解はできます。
恐らく診察を希望する患者が多過ぎる病院はこのような絞り込みを行い、人気のない病院が患者を増やすために予約を簡単にして、全体のバランスが取れていくのだと思いますが、
病院ではどんな患者も平等に扱われる
というイメージがある僕には少し悲しい流れだと感じました。
超高齢化社会に突入し、医療保険制度が破綻寸前の日本では、やがて金持ちだけが高品質な医療を受けられる時代が来るのだろうと暗い気持ちになってしまった週末です。(自分が金持ちだったら、暗くなる必要はないんでしょうけれど。。。)
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