あんしん あんぜん はりねずみ

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「子供の声うるさい」と開園断念 市川市の保育園

   

千葉県市川市の私立保育園が開園を断念

この4月に開園を予定していた千葉県市川市の私立保育園が開園を断念していたことが分かりました。

理由は騒音問題。

こどもの声がうるさいという近隣住民の反対を受けての断念だそうです。

市川市の待機児童問題は深刻(全国でもワーストクラス)ですが、説明会などを通して近隣住民の理解を得ることに失敗したようです。

世の中の流れに逆行しているように思えますが、実際には何があったのでしょうか。

開園を断念したのは(仮称)ししの子保育園市川

毎日新聞によると、

  • 松戸市の社会福祉法人が2016年3月に木造2階建ての園舎を完成させた上で、4月1日に定員108人(0~5歳児)で開園する計画
  • 予定地は市中心部に近い住宅街
  • 2015年8月に開園を伝える看板を立てたところ、反対運動が始まった

そうです。

市川市のホームページを見ると、開園を断念したのは(仮称)ししの子保育園市川ようです。

ししの子保育園市川

市川市のウェブサイトに

【重要】 「ししの子保育園市川」開園中止のお知らせ (平成28年4月1日更新)

というPDF文書がアップされています。

平成28年3月

○「ししの子保育園市川」開園の中止について

平成28年4月開園を予定しておりました「ししの子保育園市川」につきまして、諸般の事情により開園が中止となりました。

ご迷惑をおかけし大変申し訳ございませんが、よろしくお願いいたします。

【お問い合わせ先】

○申込手続きに関すること

こ ど も 入 園 課 047-711-1785

○新園の整備に関すること

こども施設計画課 047-711-3061

出典:千葉県市川市ウェブサイト 【重要】 「ししの子保育園市川」開園中止のお知らせ (平成28年4月1日更新)

住民からは、

  • こどもの声が騒音になる
  • 保育園が面する道路が狭く危険

などの反対意見が多く、計画撤回の要望書を市川市と開園を計画する社会福祉法人に対して提出していたそうです。

この社会福祉法人は、2014年4月に「千葉市稲毛区小仲台3-8-5」でも「ししの子保育園」を開園されています。

「千葉市稲毛区小仲台3-8-5」の周辺は、近くに学校も多く、また幹線道路にも面しているため、騒音が問題になる可能性は低い場所です。

この場所への開園と同じ感覚で「千葉県市川市菅野4-1」への開園を扱うのは間違いだと思います。

一方、建設が予定されていた「千葉県市川市菅野4-1」は、

住宅街の中にあります。

メインの通りは車がすれ違うことができる広さではありますが、送迎の車や自転車がとまると通行に支障がでる恐れがあります。

またメインの通り以外の周辺の道路はかなり狭く、今まで非常に静かで暮らしやすい住宅街であったと思います。

それだけに、108人が通う保育園ができると言われたら不安になるのも分かる気がします。

社会福祉法人の理事長が

保育園は地域の皆さんから見守ってもらえなければ成り立たない

とコメントをされたそうですが、その通りだと思います。

建設に着工した後の断念ではなかったのが、不幸中の幸いです。

待機児童問題と騒音問題のどちらが重要なのでしょうか

どちらも重要です。

待機児童問題を解決しなければ、安心して子育てができず、少子高齢化問題は悪化するばかりです。

とは言え、子育てが一段落した世帯には、暮らしやすい住環境も必要です。

どちらが重要だという議論はそもそもナンセンス。

今回「千葉県市川市菅野4-1」に開園を計画された「ししの子保育園市川」はロケーションに問題があったのだと思います。

元々非常に静かな場所で、しかも住宅が近接していますので、保育園・幼稚園を受け入れるには少し難しい場所です。

どんな場所であれば、利用者の利便性を確保した上で、近隣住民とのトラブルが起きにくいのかというデータ集めが必要です。

また、「こどもの声は騒音ではない」「こどもの声は騒音だ」という議論を続けるよりも、こどもの声が響きにくい建設上・運営上の工夫・知恵も集めていくべきだと思います。

うちの子が通っていた幼稚園は、

  • 寺の敷地内で山の中腹に位置(周辺民家よりも高い場所)
  • 近隣の民家に接する側には園舎、山の斜面に面する側に園庭を配置
  • 周囲に木が密生して、騒音を吸収(※その代わり鬼のように蚊がいて常にこども達はボコボコ)

などの工夫がされていました。

説明会で近隣住民に理解を求める努力も必要ですが、理解しても騒音レベルが酷ければ、開園後にトラブルに発展する恐れもあります。

双方が気持よく過ごせるように、騒音を出し難い工夫を国や自治体が蓄積していって、それをフィードバックしていって欲しいです。

 - 交通安全, 保育園・幼稚園, 学校等, 安全, 生活, 福祉, 育児

Comment

  1. 何平 より:

    なに? 「建設に着工した後の断念ではなかったのが、不幸中の幸いです。」だって?
    何よ、「あんしん あんぜん はりねずみ」のコメントって冗談じゃないよ!
    なんで、保育園児の声が騒音なんだよ。こどのの声が騒音なら、そう感じるやつが出て行けよ!
    騒音と感じるやつも、あんしん あんぜん はりねずみの 連中も、72歳の私も、母から生まれ、赤ちゃんになり幼児となり、小学生になってこうして大人になったでしょ!
    その、経緯があり今があるのに、保育園児の声が騒音!冗談じゃないよ!
    「あんしん あんぜん はいねずみ」の方々は間違ったコメントを出すなよ!
    幼児の騒がしい声が街には必要だし、社会に必要だと、説くべきだよ!
    あなた方は間違っているよ!

    • bengals より:

      コメント、ありがとうございました。

      記事によって不快な思いをさせてしまったことをお詫びします。申し訳ありませんでした。

      僕自身も子育て中ですから、こどもの声は微笑ましいと感じます。

      実際、今も学校に囲まれた地区に住んでいますので、こども達の声、チャイム、アナウンスなどなど、一日中賑やかです。

      ただ、その音をどのように感じるかは人それぞれだと思いますから、中には不快に思う人がいるのも仕方がないことだと思っています。

      現代は誰もが育児を経験する訳ではありませんが、誰もがかつては母親から生まれ、こども時代を過ごしていることは間違いありません。

      ですが、だからと言って「幼児の騒がしい声が街には必要だし、社会に必要だ。」という意見を全員が理解できるとは限りません。

      間違って頂きたくないのですが、こどもは街や社会には必要です。それは間違いありません。

      ですが、だから騒音を出しても構わない、周囲は我慢すべきだというのは難しいのではないでしょうか。

      >こどのの声が騒音なら、そう感じるやつが出て行けよ!

      と書かれるお気持ちも理解できますが、このような感情論は事態を改善する上ではプラスにならないと僕は考えています。

      今しなければならないことは、少しでも多くの保育園を稼働させて、待機児童を減らすことです。

      その為には不要な軋轢は避けて、用地の確保と設立を進め、開園した後も周辺住民とのトラブルを避けて運営を行う必要があります。

      その上で、今回の事案では、用地の選択をもう少し慎重に行うべきでした。

      用地選択を誤れば、多大な時間と労力が無駄に使われ、待機児童問題解消が遅れます。

      ただ、無理矢理建設を進めてしまってから、開園ができないような事態に陥れば、福祉法人の運営にも支障が生じて、今後の保育園運営に支障がでる恐れがあります。

      計画がされていた「千葉県市川市菅野4-1」に保育園ができなかったことは近所に住まれている待機児童がいるご家庭には残念な結果でしたが、建設後に開園ができないという最悪の事態に陥ってはいませんので、同じ地区内に別の適切な用地を確保して、再度開園を目指すことも可能です。

      その意味で「不幸中の幸い」であると書かせて頂きましたし、今もそのように考えています。

      当初の用地選択にミスがあったことで、時間が無駄になり、近隣の待機児童は更に待たされることになってしまいます。

      そのような事態に陥らないよう、今後の用地選択は慎重に行って頂きたいと思います。

      個人的には、生徒数が減り、教室が余っている公立小学校の中に保育園を開園できないものかと思っています。

      そんな小学校も出てきています。

      余裕教室を活用した保育所整備について ~学校施設の有効活用に関する調査研究報告書~

      また、ホテルの中に開園するという新しい形の保育園もできています。

      HOPPAからすま京都ホテル

      待機児童問題を解消するには、従来には無かった新しい発想も必要だと思います。

      今回、「千葉県市川市菅野4-1」に保育園ができなかったことは本当に残念なことですが、同じ地区内に保育園が近いうちに新設されることを心よりお祈りしています。

      • たくみ より:

        アホなやつの批判に紳士にご対応されているあなたは素晴らしい。
        あなたの言っていることが正論だと思います。

    • たくみ より:

      あんた、事の本質を見極めてものを言いなよ。
      まず建設中止になったのはやはり立地条件が悪かったから。これは計画自体に問題があったわけで反対住民や擁護意見を悪者扱いするのは間違っている。
      いくら子供の為とはいえ、また、反対理由にかかわらず、住民には住民の事情や反対する権利もある。工場勤務の夜勤の人がうるさくて寝られない、なんてクレームはざらにある。その住民にいやならお前が出て行けって言えるの?そこに安住の地を求めてやっとマイホームを手に入れた人に?
      それと、子供の声が騒音で反対が起こったとマスコミが大げさに報道するものだからそれにばかりとらわれているが、実際には他にもたくさん反対理由はある。
      先ず、前面道路が狭すぎる。住宅街で3mの道路ってイメージできてる?車のすれ違いは出来ないような幅だよ?ただでさえ朝は抜け道で利用する車もいる中で、バスやママさんの送迎でごった返すのは目に見えてる。
      近隣住民が反対するのも無理ない。

      事の本質を見極められずに、ただ報道を鵜呑みにして騒ぎ立てる。
      あんたみたいな奴がいるからマスコミの報道がゆがんでいく。
      もっと社会を冷静に見て欲しいですね。

      • bengals より:

        コメント、ありがとうございます。

        おっしゃられる通り、前の道路は車がすれ違うのがやっとで、定員が108人の大きな保育園ができたら近隣の方は通行に苦労されることになると思います。

        申請があった時点で市は適切なアドバイスを行うべきでした。

        この報道に関して、周辺の住民の方への中傷が起きないことを心から祈っています。

    • ちゃちゃ より:

      私もあんしん あんぜん はりねずみさんの意見に同感です。
      むしろ地域周辺のことを調べ、子供を育てているあなたが仕方がないという意見を持っているということも素晴らしいと思います。
      変に頑なに自分の意見を押し付けようとする何平さんのような年寄りのほうがどうかと思います。
      老後は静かに暮らしたいというお年寄りの方の気持ちも私は20代ですがわかりますね。
      人に必要性を説けと言う前に自分ができることをしなさいよ!
      はりねずみさんは誠実だと思いました。

      • bengals より:

        コメントいただき、ありがとうございます。

        日本全体での議論は始まったばかりですので、これからの変化を期待したいと思います。

  2. 保育園は賛成だが、ここはいい加減である。 より:

    この保育園の問題は、
    現地住人からみたら、
    いきなり看板が立っていた。
    これが原因で現地住人の頭に火をつけた印象です。
    また、子供の声については、一人の住人が一回言っただけで、
    大半は道路についてです。
    で、この保育園は、車の駐車スペースを園の前に2台分だけをつくり、
    「車はすれ違えますよ♪」といい、
    園児は園庭でなく、100メートルほど離れた公園で遊ばせる。
    また、(別の場所に駐車場をつくるから)車の送り迎えを容認し運営する方針のようでした。
    ちなみに、駐車場の場所は「未定」だそうです。
    これでは、開園できても、保育質は疑問符がつく。

    • bengals より:

      コメントありがとうございます。

      これでは住民の皆さんの理解が得られるはずがありません。

      市川市は記者会見で「社会福祉法人は、防音壁を設置する予定でした。住民説明会で二重窓にするなどの提案もしていましたが、聞き入れてもらえませんでした。」「去年決まった保育園の中でいちばん大きなものだったので、極めて残念。」とコメントしたそうですが、配慮を欠いています。

      住民の方が余計に不安に感じてしまったのは、こうした市と社会福祉法人の態度だったのだろうと改めて感じます。

      仮に譲歩して開園を認めてしまったら、開園後に深刻なトラブルに巻き込まれそうだと感じるのは自然な感情だと思います。

      会見でコメントを行ったのは、市川市のこども施設計画課の小西啓仁課長だそうですが、一課長の勇み足なら良いのですが、これがこども政策部や市川市の考え・姿勢でないことを祈ります。

      市川市のサイトを見ている限り、子育て支援に重きを置いている印象を受けます。

      それは非常に素晴らしいことだと思いますが、「子育て支援至上主義」に陥ってしまえば、逆に保育園や子育て層を地域で孤立させてしまうことにもなりかねません。

      今回の反省を活かして、計画の時点で住民の方の十分な理解と賛同が得られ、開園後にも地域住民と溶け込めるような保育園を目指して頂きたいと思います。

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