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こどものテニススクール通いに潜むリスク

      2019/06/13

こどもとテニススクールに通っています。大学時代に友人から彼が所属するテニススクールへ勧誘を何度も受けたものの、テニスってがらではないので断り続けました。それがこの歳になってテニスを始めるとは思いませんでした。

テニススクールなんて一生縁がない場所だと思っていましたが、今は週2回通っています。

 こどものテニスには危険が多いです

テニスはサッカーや水泳と違って危険がないスポーツだと思って安心して通わせることにしたのですが、違いました。

ボールを使うスポーツなので他のスポーツと同様の危険は伴います。野球ほど硬いボールではありませんが、目に当たれば網膜剥離などを起こす可能性はあります。ですが、それとは違うリスクがあるんです。

テニスはラケットスポーツです。しかも、そのラケットは卓球やバドミントンと比べるとかなり重く、大きいです。そのラケットをこどもが振り回します。

大人でも誰かが振ったラケットが当たりそうになってヒヤッとすることがあります。こどもについては言うまでもありません。練習中の事故はスクールが責任をとると思いますが、折れた歯は戻りませんし、切れた傷跡も消えません。学校の授業中でも椅子に座っていられない子がいるのと同じで、テニススクールにも常にラケットをブンブン振っている子がいます。そんな子がいたら、なるべく離れた列に並ぶようにさせるか、クラスを替わるしかありません。

レッスン中よりも休憩時間の方が危険度は高いので要注意

レッスン中の事故はスクールが責任を取ることになると思います。列に並んでいる時にラケットをブンブンさせたり、実際に誰かが当たったりすれば、コーチが指導しますので、ある程度の秩序は保たれます。

しかし、休憩中は原則コーチがコートにはいなくなり、スクール生や保護者の自由になります。

僕が通っているスクールには、

「休憩時間中にコートで発生した事故・怪我についてスクールは一切責任を負いません」

という貼り紙がされています。

この貼り紙がされている状態で、スクールに全く責任がなくなるのかどうかは分かりませんが、貼り紙はあっても休憩時間に粗暴な行動を取るこどもには適宜コーチがコートに顔を出して注意もしているのでスクールの義務は果たしているようにも思います。

ただ、貼り紙と時々の口頭注意だけでは、平穏は長くは続きません。僕の通うスクールは、一時期制御不能に陥り酷い状態になりました。

  • 他のこどもに向けてボールを打つ
  • ラケットを投げる
  • ビーチサンダルやクロックスを履いた親がコートに入って自分のこどもと打ち合い
  • 1コートに3組位の親やこどもが入って打ち合い

一時期なんでもありの無法地帯と化していました。

いつか事故が起きるだろうと思い、別のスクールに移ることも検討していた矢先に事故が起きたようです。その結果、休憩時間にこどもがラケットを握ることは一切禁止になりました。

保護者は一度通しで見学してみてください

僕の通うスクールはピリッとしてますから、暫くは安心してこどもを通わせることができそうです。

ですが、同じような問題を抱えるスクールは多いと思います。こどもをスクールに車で送って、帰りは駐車場で拾うという保護者も多いと思います。そんな方も一度時間を作って、「休憩時間~レッスン~休憩時間」までを通しで見学されることをお勧めします。愕然とする状態になっているかも知れません。

テニスだから、みんなマナーが良くて、安全だと思うのは間違いです。残念ながら大人でもこどもでもマナーの悪い人が少なからず存在します。スクールに相談して改善されればいいですが、改善されない場合はスクールを替えることも検討した方がいいかも知れません。歯や目に怪我を負えば一生後悔することになりますよ。

 - スポーツ, 安全, 屋内, 生活, 育児

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