いじめを放置する学校と闘いましょう
2019/06/13
相変わらずいじめに対しては動かない学校が多いことに愕然とします。いじめで自殺するこどもが出ても、全校生徒に対してその子が転校したと嘘を話し、いじめの存在をひた隠しにします。その犠牲者がいじめが原因だと遺書を残していたとしても、いじめは存在しなかったと否定します。もう人間ではありません。教師の皮を被った悪魔です。
いじめを放置する学校とは闘うしかありません
「いじめは存在しない」
「いじめられる側にも問題がある」
「学校としては出来る限りの防止措置をとっていた」
いつまで学校にこんなことを言わせておくのでしょうか。
いじめを放置する学校には自浄能力はありません。もっと言えば、教育委員会にも文部科学省にもその能力はありません。
公立学校に自浄能力はありませんが、
文部科学省>教育委員会>公立学校
という浄化する機構は残っています。
しかし、私立学校は「私立学校法」という弊害しかない悪法によって守られ、自浄能力どころか浄化する機構すら存在していません。いじめがあっても、文部科学省が調査指示を出すことができません。唯一警察だけが介入できますが、教師と経営法人の事務方(顧問弁護士付き)が口裏を合わせれば、警察ですら動けない可能性もあります。保護者は性善説に立ってこどもを私学に預けている訳ですが、運が悪ければグアンタナモ湾収容キャンプよりも悪質な場所になり得ます。(教師に殺されないだけマシなのかも知れませんが)
いじめられたこどもの親の全てが行動を起こしている訳ではありません。いじめ犯の保護者が有力者(地元の資産家、政治家の親類、PTA役員など)であったりすると、声を挙げた保護者がいじめにあう恐れもあります。それを警戒して、いじめが収まるのを待つ保護者も少なくないでしょう。
いじめは犯罪です。
- 髪を掴んで頭を机に叩きつける⇒暴行罪・傷害罪
- いじめ実行犯の取り巻き連中⇒現場助勢罪
- 持ち物を壊す・盗む⇒器物損壊罪・窃盗罪
- 同級生の前で辱める⇒名誉棄損罪・侮辱罪
- カツアゲ⇒恐喝罪
- 裸にして動画を撮影⇒強制わいせつ罪
- 汚物やゴキブリを食べさせる⇒強要罪
これを放置する文部科学省、教育委員会、学校に任せておいても事態が改善されるはずがありません。これからはいじめ犯だけではなく、学校とも闘っていかなければなりません。
学校と闘うには証拠保全(証拠集め)が全てです
文部科学省と教育委員会はまだ動かしやすいと言えます。
なぜかと言えば、責任が学校にあると言えるからです。ただ、仮に文部科学省や教育委員会が動いたとしても、学校に巣食う悪魔が一致団結して嘘の証言をすれば、文部科学省も教育委員会もなす術がありません。
仮に警察が介入したとしても、悪魔の団結によっていじめ被害者の勘違いだとして処理される恐れさえもあります。
学校はもちろん、文部科学省、教育委員会だけではなく、警察が絡んだ場合であっても、
証拠保全
が全てです。
どんなに極悪非道ないじめがあったとしても、証拠が無ければいじめが存在していないものとして扱われる恐れがあります。恐れがあるというより、ほぼ確実に「存在せず」として扱われます。
仮に証拠があれば、相手がどれほど連携して嘘の証言をしたところで、事実を覆すことはできません。
先週の土曜日、証拠保全の大切さを痛感させる記事がありました。
中学男女24人『集団LINEいじめ』解決に立ち向かった父の奮闘実話(週刊女性PRIME 7月18日(土)5時0分配信)
これからは、証拠保全の対象はSNSなどネットの世界にも広げる必要があります。
個人で実行するにはハードルの高い場合もあり、知識を共有できる場所の必要性を感じます。
証拠保全の方法
映像と音声の両方があれば完璧ですが、学校内での撮影は困難です。目的がどうでれば「盗撮」と言えなくもないため、逆にやられる恐れがあります。
そうなると音声だけになりますが、音声も「盗聴」と言えなくはないため、見付かればややこしいことになりかねません。しかし、映像と違って、レコーダーを身に着けているこどもの周囲の音しか拾えず、無差別に、撮られたくないかも知れない場面も広範囲に記録される録画とは違うため、危険度は高くないと思います。
ただ、厳密に言えば、この目的の為の撮影も録音も、迷惑防止条例に違反となる行為ではなく、プライバシーの侵害をされたとして民事訴訟を起こされる可能性があるだけです。しかし、仮に訴訟を起こされても、目的と手段が適切(こどもが上半身に身に着ける)であればプライバシーの侵害として認められることはないはずです。しかし、見付かったことで学校やいじめ犯保護者とトラブルになることで、解決から遠ざかるだけではなく、いじめが更に陰湿かつ過激になってしまう恐れがありますので、実行には細心の注意が必要です。
録音には小型のICレコーダーを使いましょう。(無線式の盗聴器は距離などの関係で使用に適しません)
メリット
- 非常に小型のものが簡単に入手可能
- 長時間録音が可能なものも多く出ている
- PCなどへUSBを介して簡単に保存可能
デメリット
- ランドセルなどに付ける場合は、休み時間のいじめを録音し難い
- 非防水
- 発見されると厄介
長時間録音が可能なICレコーダーを使えば、取り付けた場所からこどもが離れた場合はカバーできませんが、登校から下校まで通しで録音することが可能です。
このような超小型ICレコーダーを使用して、いじめに関する証拠保全を進めましょう。
ICレコーダーの仕込み
超小型ICレコーダーのサイズは、かなり小さくなっています。
小つぶ君(IC-U04)では、
- 全長:4.6cm
- 幅:1.8cm
- 高さ:0.6cm
と、ちょっとした隙間に入れることが可能です。
気付かれずに、ICレコーダーを仕込むには、
- お守りの中身と入れ替える
- 防犯ブザーの中身と入れ替える(大きめの防犯ブザーでないと入りません)
- マスク袋の底を隠しポケットを作る
- ランドセルの蓋の下にあるジッパーの付いたポケットに入れる(この場合、音が非常に小さくなる恐れがあります)
- 防寒具に切り込みを入れて、中綿の中に入れる
以上はICレコーダーを仕込むことをこどもにも知らせない場合の方法です。
もしこどもと協力して録音を行う場合は、お守りに長めの紐をつけて首から掛けさせたり、ポケットに入れるとよいでしょう。
万が一、教師に取り上げられた場合に備えて、中には
- こどもは何も知らず、責任はない
- 発見した場合は、親に連絡をして欲しい(携帯番号も付記)
旨の文書を入れておくと安心です。
ただ、一度ばれてしまうと次には動きにくくなってしまいます。ICレコーダーを仕込む場合は、本当に慎重に慎重を期して実行してください。
いじめや教師の横暴を抑止する意味で、全授業を録画するべきだという意見も出て、議論が交わされることもあります。ですが、アメリカの警官が小型カメラで常時録画しているにも関わらず、非武装・無抵抗の市民を射殺してしまう事件が絶えないことを考えると、漫然と録画するだけで問題を解決することはできないと思います。
録音しかできませんが、明確な目的を持ち、その証拠をもって断固として闘い続けることでしか状況は変わりません。変わるのを待たず、変えて行きましょう。
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