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冬布団を出すだけで酷いアレルギー アナフィラキシーショックにも

      2019/06/12

また一段と冷え込んで来ました。既にヒートテックを来ている奥さんと違って、極度の暑がりの僕は11月の半ば位までは半袖で過ごしますが、流石に今朝はネルシャツを羽織りました。(※でも、これを書いている今は半袖T)

20161102の気温

これだけ気温が下がると、

  • 押し入れの中に仕舞っていた冬布団を出す
  • 暖房を付ける

家庭も多いと思います。

世間では依然としてマイコプラズマが流行し、最新の1週間の患者数が過去最多になったことが報道もされて、風邪気味の家族がいる場合は、暖かくして寝かせようと急遽冬布団を出したり、暖房のスイッチを入れたりするのではないでしょうか。

その急遽が大変な事態を引き起こす可能性がありますので、要注意です。

押し入れの中の布団は、アレルゲンまみれの爆弾です

ホームセンターで買った安い布団も、超高級羽毛布団も、防ダニ布団も何もかも、押し入れの中でアレルゲンまみれになっています。

  • ダニ自体
  • ダニの死骸
  • ダニの糞
  • 人やペットのフケ・皮膚片
  • カビの胞子

などが、布団の中や外に溜まっています。

それを引きずり出すことで、大量のアレルゲンが室内に放出され、アレルギー症状が劇症化する恐れがあります。特に布団に入ると極間近でアレルゲンを吸い込む形になり、普段は症状の出ない人でも症状が出る可能性が十分にあります。

エアコンのフィルターや内部にもアレルゲンがびっしりこびりついています

エアコンの種類によっては、自動でクリーニングしてくれるものもありますが、それでも完璧ではありません。

もし自動でクリーニングしてくれないエアコンの場合、

  • フィルター
  • 熱交換器
  • 送風ファン

に溜まった

  • 人やペットのフケや皮膚片
  • カビの胞子

が、クーラーとして使わなくなってから久しぶりに稼働した衝撃で一気に剥がれて飛び出してきます。秋の長雨で成長したカビの胞子も深刻です。

もしここ数日耳鼻咽喉系の調子が悪く、内科などで「風邪かも知れませんので、様子を見ましょう」と言われている方は、アレルギーの可能性も疑ってください。

元々アレルギー症状がある方は、このアレルゲン爆弾でアナフィラキシーショックを起こす恐れもあります。冬布団を出したり、暖房を初めて付けた夜に調子が悪くなった場合は、容態の急変に注意してください。

冬布団を出す前と暖房を付ける前には万全の準備が必要です

寒くなったからと不用意に冬布団を出したり、暖房を付けると、アレルゲン爆弾によって、アレルギー症状が劇症化する恐れがあります。

出来れば、本格的に寒くなる前に

  • 毛布・ブランケットは洗濯し、乾燥後に屋外でしっかりとはたいてアレルゲンを落としましょう
  • 布団のカバーをしっかり洗って、乾燥後にしっかりはたいてアレルゲンを落としましょう
  • 布団は天日干しをするか、布団乾燥機にかけてしっかり乾燥させた上で、屋外で表面をホウキなどでしっかりと払うか、布団専用のヘッドを付けた掃除機で布団の表面をしっかりと吸いましょう
  • 押し入れの中に残ったアレルゲンが何かの拍子で舞い上がってしまわないように、しっかりと掃除機で吸い取りましょう
  • エアコンのフィルターを掃除機で掃除をして、洗える場合は洗ってしまいましょう
  • エアコンフィルターを取り外し、柔らかいブラシを付けた掃除機で熱交換器のフィンを曲げないように細心の注意を払いながらホコリを吸い取りましょう
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また、業者に

  • 布団を洗濯
  • エアコン内部の掃除

してもらうと更に安心です。

また、布団を出してカバーを外す、掃除機で吸う、エアコンのフィルターを外すなどする際に、空気中にアレルゲンが舞い上がってしまいますので、作業は

  • マスクを着用する
  • 部屋を良く換気しながら行う
  • 作業が終わって暫くしてから、もう一度部屋全体を掃除機で吸い取る

ようにすると更に安心です。

急に気温が下がると内科・耳鼻咽喉科・アレルギー科は患者さんで溢れかえることがありますが、気温が下がったことで風邪を引いた方ばかりではなく、かなりの割合の人が

  • 冬布団を出した
  • 暖房を付けた

ことによる急性アレルギー症状だと思われますので、しっかりとした対策で予防しましょう。

 - 健康, 家事, 生活, 育児

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