乳歯が抜けたら歯医者で健診

歯科検診と歯科検診がわかりにくいですが、今回のケースは歯科健診です。

乳歯が抜けたタイミングで歯科健診

虫歯が出来たら、歯医者に行くと思います。

虫歯もないのに歯医者に行く理由も見付からないと思うかも知れません。

ですが、虫歯の治療と同じくらい、

予防歯科（虫歯や歯周病を未然に防いで、歯や口を健康に保つ治療のこと）

も重要です。

僕は全ての乳歯が抜け切るよりも前に、既に一部の永久歯には銀歯が入っていました。もうかなり手遅れ感が強いですが、こんな僕でも少しでも長く、少しでも多く歯を残すために、予防歯科は重要です。

重症の歯科恐怖症を乗り越えて、今回何とか臼歯3本を大工事しました。それ以降は、今まで以上に口腔内の衛生に気をつけていますし、今までは一度も行ったことが無かった定期健診に行こうと思っています。

ですが、何事も最初が肝心。

乳歯の頃から口腔内の衛生管理をしっかりすることは、一生涯を通じて健康な歯でいられるかどうかを決定すると言っても過言ではない重要事項です。

特に乳歯が抜けて、永久歯が生えてくるタイミングは、虫歯のリスクが高くなりますので、親がしっかりとサポートしてあげてください。

乳歯が抜けると、抜けた歯をケースに入れて、こどもの成長を喜ぶだけでは十分ではありません。

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僕がこどもの頃は、屋根の上や床下に投げてしまい、乳歯なんてとっている人はいなかったと思います。時代の変化を感じます。

乳歯が抜けた時にこそ歯科医院を訪問して、

• 抜けた乳歯の横の歯が虫歯になっていないかのチェック（なっている場合は早期治療）
• 歯並びが正常かどうかのチェック
• 歯磨き指導

を行ってもらい、一生自分の歯で食事をして、健康な生活ができるようにする基礎を作る努力をしなければなりません。

中でも、特に

抜けた乳歯の横の歯が虫歯になっていないかのチェック（なっている場合は早期治療）

は非常に重要、かつ効果的です。隣に歯がある状態では、虫歯があるかどうかの正確な査定が簡単ではなく、また虫歯ができている場合には治療のために大きく削る必要が出てしまいます。

乳歯が抜けた時は、虫歯の診断と虫歯があった時の治療をする絶好のタイミングですから、それを逃す手はありません。是非乳歯が抜けたタイミングで歯科医院を訪れ、歯科健診を受けておきましょう。

乳歯が生え揃った頃には臼歯にシーラントをしてもらいましょう

ちょっと時期が前後しますが、乳歯が生え揃った頃に、歯科医に臼歯のシーラントをお願いしましょう。

これも予防歯科のひとつです。

乳歯が虫歯になりやすい臼歯のかみ合わせ面の溝に光で固まる性質のある樹脂を流し込んで（と言ってもほんの少しです）虫歯を予防します。

このシーラントによって、こどもの虫歯の6割を予防できるという数字もありますので、是非やっておきたいですね。

• シーラント
• フッ素
• 正しい歯磨き

この3つをしっかりやって、乳歯に虫歯のない状態で永久歯に移行出来れば、大人になってからの口腔内の健康維持が格段に楽になるはずです。

もしかしたら、それがこどもの寿命を伸ばしてくれるかも知れません。

虫歯もないのに歯医者に行くことに抵抗がある人もいるかも知れません。僕もその一人でした。

これからの歯科医は、虫歯を治療するための病院であるのと同時に、

虫歯にならないようにするための病院（予防歯科）

という側面が更に強くなっていくと思います。

お子さんの健康な歯のために、是非予防歯科に力を入れている歯科医院を見付けて、通わせてあげてください。

お金には代えられない大切な財産になるはずです。