蚊も熱中症 高温に関する異常天候早期警戒情報
2019/06/13
気象庁や各気象台は、東海・関東甲信・東北南部にかけて、8月1日から8月10日までの約一週間は気温が平年よりかなり高くなるとして、「高温に関する異常天候早期警戒情報」を発表しましたが、どうやら前倒しになったみたいです。今日は38℃を超える予報が出ている地域もあり、午後は光化学スモッグが発生する恐れがあります。明日は更に厳しい暑さになると予報されているので、一層注意しなければなりません。
熱中症や光化学スモッグなど、ひとの健康を脅かすものばかりですが、ちょっといいニュースもあります。
高温で蚊が活動できなくなっています
梅雨が明けるまでは、外で立ち止まると直ぐに数匹の蚊が止まりましたが、今は全く蚊が止まりません。夜になると少し出ては来ますが、以前のような勢いがありません。
生存のボーダーラインは約35℃
蚊は低温過ぎると生きていけず、ある程度の温度が必要です。ボウフラが最も良く成長するのは25℃辺りらしく、梅雨から夏にかけて蚊が多くなるのも分かります。ですが、これ以上水温が上がるとボウフラの酸素摂取量が急激に増加(熱中症)して35℃を超えるとほぼ生存ができなくなると言われています。成虫になった蚊が何度位になると生存できないかはデータがありませんが、同じく35℃を超えた辺りにレッドゾーンがありそうです。ですから、気温が35℃近くなると飛び回らなくなり、葉の裏などで気温が下がるのを待っています。35℃ってところ、人間と同じですね。そして、気温が38℃を超えると葉の裏などでも熱から逃げられなくなり、死ぬものも出てくるはずです。
この時期元気に飛び回れずに血が吸えないと産卵が出来ず、また産卵できたとしても小さな水たまりは蒸発してしまったり、水温が上がり過ぎたり、水中の酸素量が不十分になったりとボウフラが成虫になるのを阻害する要素が多くなります。
蚊が死滅することはありませんが、今シーズンは蚊に悩まされることが少なくなるかも知れません。ただ、逆を言えば、蚊も生きていけない程の異常な高温って事なんですよね。困ったものです。
蚊の居ぬ間に墓掃除や草取りをしてしまいたいんですが、蚊だけではなくこっちまで熱中症になりそうなので、暫くは大人しくしていようと思います。
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