夏の日中の散歩は犬にとって死の行軍
2019/06/13
アスファルトに照りつける夏の強烈な日差し。スニーカーで歩いていても足の底に熱を感じる程です。もう素手で触ることができません。
でも、そんな中で散歩をさせられている犬を見かけます。
アスファルトは想像以上に熱い
一度触ってみたら分かると思いますが、裸足で歩けば火傷します。犬がいつも裸足なのを忘れてはいけません。
犬用の靴を売っています。海外では雪・氷の上、または塩を撒いた雪の上を歩く時に使うそうです。日本では災害時にガラスが落ちた道路の上を歩いたり、夏の焼けたアスファルトの上を歩く時などのためのようです。
靴を履いても焼けたアスファルトの上は犬には危険
ひとの靴でも熱くなるので、犬用の薄い靴(どちらかと言えば滑り止め付きのソックス)では火傷をする恐れがあります。また慣らす目的で常時靴を肉球の発汗による体温調節を損なうため、余りおすすめではありません。
靴だけではなく、アスファルトの上は輻射熱が非常に危険です。ひとが30℃の輻射熱を浴びている時、犬は10℃+の40℃の輻射熱を浴びています。犬はひとよりも暑さに弱い生き物ですから、より熱中症になり易い状況です。しかも、毛が少なく内臓に近いお腹をその路面に向けて歩いている訳ですから、そこを歩かせるのは全く無謀なことです。
夏の散歩は早朝か太陽が沈んだ夕方に
路面が歩くなる前か太陽が沈んで路面温度が下がり始めたことが安全です。念のため、散歩に出る前に路面を触って、犬が安全に歩ける温度かどうかを確認すると、より安全です。
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