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独占禁止法違反 京都私立小学校連合会など4団体

   

私立学校法に「この法律は、私立学校の特性にかんがみ、その自主性を重んじ、公共性を高めることによつて、私立学校の健全な発達を図ることを目的とする(第一条)」という条文があります。しばしば私立学校は「自主性」をはき違え、学校であるという本来の目的を忘れたかのように法人の利益を守る行動をとります。京都私立小学校連合会など4団体がとった行動は、まさにそんな利益第一主義の現れではないかと思います。

公正取引委員会からの警告

京都私立小学校連合会など4団体は、

  • 経営安定化のために、近隣または同じ府県の私立小学校から児童を受け入れない取り決めをしていた
  • 2014年に開校した洛南高付属小学校に対して、団体に加盟する小学校からの児童を受け入れないように要請していた

ことが発覚し、独占禁止法違反であるとして公正取引委員会より警告を受けました。

この話は関西では有名で、受け入れないという取り決めだけではなく、学校から児童保護者に対してその旨の説明もありました。また、洛南高付属小学校の開校に関しても、受験をしないようにとの指示もありました。次年度に通う小学校を書面で提出させた学校もあったと聞きます。

公正取引委員会からの注意

  • 京都私立小学校連合会の加盟校は、併願受験ができないように入学試験の実施日を統一していた

これも関西(京都では常識)では有名な話です。加盟していない立命館大附属小学校と洛南高付属小学校だけが独立した受験日を設定しています。魅力がなく、生徒数を落としている私立小学校が児童の選択の自由を犠牲にして、自法人の利益を守ろうとする行動です。

公正取引委員会の注意は遅きに失した感もありますが、私立学校法の陰で好き放題をやってきた私立学校に切り込んだことは評価に値します。

私立学校に通うなら覚悟が必要です

私立小学校は「教育界の治外法権」です。今回の公正取引委員会の警告で広く知られることになりましたが、私立学校の中でも児童生徒数を落としている学校は自己の利益を守ることに躍起になっています。

仮に私立学校内でいじめがあった場合、どうなると思いますか。

私立学校でいじめが起きた場合はどうなるか

いじめが起きたという事実は学校にとって確実にマイナスになります。次年度の受験者数(売上)にも大きく響く恐れがありますから、表沙汰にするのを避けようとします。被害者の保護者に口止めをするような甘いことはしません。いじめはなかったことにします。いじめの証拠がスマホなどに残っている場合は仕方なく対応するでしょう。しかし、証拠がなく、小学生だったりすれば、

  • 怪我はいじめでできた証拠はなく、転んだりしてできたものだ
  • こどもの証言は信用できない
  • 複数の教師が見ていたが、遊んでいただけだ

などと言われて、いじめではないとして処理されるだけです。いじめに関わった教師がスポーツや合唱などの指導者で学校の広告塔であったりする場合は、学校のもみ消しレベルはハンパではありません。下手をすれば、逆に加害者だと仕立て上げられる恐れもあります。では、学校ではなく学校を経営する学校法人へ訴えたらどうなるでしょうか。同じ穴のムジナ以上の存在ですから、学校以上に斬り捨てるだけです。

では、教育委員会に相談したらどうだろうって思いますよね。教育委員会は国公立のみが管轄で、私立学校は「管轄ではありません」と取り合ってもらえません。残念ながら私立学校は教育委員会ではなく都道府県の管轄になっています。

都道府県私立学校主管部課一覧

では、こちらに相談するとどうなるのでしょうか。残念ながら、何も起こりません。管轄ではないと嘘を言って門前払いをされるか、仮に対応してくれても「私達にできることはありません」「警察に相談してはどうですか」などと言うだけです。

それでは、文部科学省へ相談したらどうなるでしょうか。文部科学省では児童生徒課が管轄部課になっています。でも、文部科学省では事情を丁寧に聞き取ってくれますが、「これは各都道府県の主管部課の管轄なので、こちらからきちんと対応するように伝えます」と言うのがせいぜいで、延々とたらい回しされることになります。

こどもが医師の診断書が取れるような怪我をしていれば警察に相談することもできます。ただ、診断書があり、警察が介入したところで、理事会・教師が束になって

  • 怪我はいじめでできた証拠はなく、転んだりしてできたものだ
  • こどもの証言は信用できない
  • 複数の教師が見ていたが、遊んでいただけだ

と主張して、結局は闇に葬られることになるでしょう。これが言葉や態度によるいじめであったりすれば、警察も動けず、全くなすすべもありません。

私立学校へ行くということは、いじめやトラブルから誰も守ってくれないことを意味します。正しい価値観を持った教師がこどもを守ろうとすれば学校が解雇をちらつかせて、ねじ伏せることでしょう。

教育評論家の尾木ママも以下のようにブログで書かれていました。

私学のいじめは

私学でのいじめ解決

極めて困難です!

公立の比ではありません!!

尾木ママも私学のいじめは

公立への転校させて解決するしかありませんでした!

基本的には

被害者に問題あり

被害者を追放する

被害者は迷惑

これが

私学の立場です

ですから

解決の経験がありません

ですから解決能力がありません

指導する教育委員会もありません

いじめに関しては

私学は

ハイリスクなんです・・・

ただ

今なら

社会的関心が大きいですから

世論の力

背景に

押すこと

できるか・・・

ごめんなさい・・・

日本の学校って

むちゃくちゃ

人権

個性

自己決定

大切にできない!

一部の例外除いてね

これじゃ

日本の未来

心配

「オギ☆ブロ 尾木ママオフィシャルブログ」2012年9月4日の記事より

私立学校へ進学を検討される方へ

私立学校には国公立にはない魅力があるかも知れません。しかし、その反面ハイリスクでもあります。

どうしても譲れない建学の理念、教育理念、カリキュラムなどがあって、どんなことがあっても耐えられるから行きたいという強い思いがある場合以外は、再度検討されることをお勧めします。

それでも進学を決定された場合は、伏魔殿にこどもを送り出すのだということを認識して、常にこどもの様子に注意を払ってあげてください。私立学校に通うこどもを守れるのは親だけです。

 - 保育園・幼稚園, 大学等, 学校等, 小中高, 生活, 育児

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