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久しぶりの登山やトレッキング前には靴のテストが必須です

   

毎日雨ばかりでうんざりですが、もう少しで夏到来。登山やトレッキングの予定を立てて、うずうずしている方も多いのでは。道具の準備には余念がないと思いますが、必ず本番前に履く予定の靴のテストをしておきましょう。

靴は履かない間も劣化を続けます

登山靴やトレッキングシューズは頑丈にできていますが、その素材は結構繊細です。

ウレタンやゴムは水と反応して加水分解を起こして劣化しますし、ゴムはオゾンとも反応してオゾン劣化(クラック)を起こします。高価な靴だからと、シーズンまで大切に靴箱で保管しているとそれが却って仇となって、いざ使おうと思った時にボロボロになってしまっている恐れがあります。

ウレタンには避けられない寿命があります

ソールのクッション材に使われるウレタンの場合、5~7年が寿命です。ですが、使用や保管の仕方によって大きく変わってきます。保管方法が不適切だと3年でボロボロということもあり得ます。

雨に濡れたり、水分の多い場所で使用した後に、ウレタンが十分に乾いていない状態で保管すると加水分解が激しく進みます。幾ら革にオイルを塗りこんで大切にしても、あっという間に靴は使用不能になってしまいます。

もし上質な革を使用した登山靴を購入する場合は、ソールの交換が可能かどうかを事前に確認することをお勧めします。

ソールの交換ができない登山靴は3~5年で履きつぶす覚悟でガンガン使ってやりましょう。

靴の寿命を伸ばすためにできること

とにかくウレタンとゴムには水分が大敵です。ただ、いくら乾燥した場所においても、内部に入り込んだ水分を排出できずに加水分解を進めてしまいます。

定期的に使用することでウレタンやゴムを伸縮させ、内部に入り込んだ水分を排出させると加水分解の速度を遅らせることができます。もちろん過度な使用はソールの摩耗を招きますので、ソールを磨耗させすぎない程度に普段から靴を使用してやるのが一番の延命策です。この辺り人間とも似ています。使い過ぎると軟骨が摩耗してしまいますが、使わなさ過ぎると廃用症候群に陥ります。ウレタンやゴムの加水分解は、いわば靴の「廃用症候群」ですね。

久しぶりに靴を使用する場合は必ずテストを数回行った後で

普段から定期的に靴を使用するのがベストなのですが、どうしても長期間使用せずに保管する場合は、必ず本番前に数回テストを置いてください。

加水分解の度合いによっては、玄関から出る前にソールが崩壊する場合もありますが、山頂に近くなった頃にソールが崩壊する場合がありますので、注意が必要です。

僕は八ヶ岳の赤岳に登っている最中に両足のソールが崩壊して、ほぼ靴下だけの状態で下山したことがあります。森林限界を超える前だったので良かったですが、岩場に入ってから崩壊していたらと考えるとゾッとします。(Made in GermanyのLOWAだったので、そっちのショックも大きかったです)

数回のテストで数キロ歩けば崩壊の危険性は判断できると思いますが、一番安全なのは普段から使用しておくことですので、出来ればそちらの方法を選んでください。

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