二輪車の8台に1台がタイヤの整備不良
2019/06/13
8月19日の「バイクの日」の日にちなんで、2012年から住友ゴム(ダンロップ)はこの日の前後で「ダンロップ 全国タイヤ安全点検」として全国でタイヤの無料点検を行っています。3回目となる今年は全国6か所で実施し、564台を点検しました。2012年からの累計で1649台のタイヤを点検してきています。
2015年は564台中70台に整備不良あり
今年は8月9日(日)に全国6ヵ所でタイヤの検査を実施しました。
点検の内容は、
- 残溝チェック
- タイヤ表面の損傷・摩耗度合い
などの外観点検になります。
今回は564台を点検し、そのうち70台(約12.4%)に整備不良がありました。
見付かった整備不良の内容
整備不良内容の内訳(重複あり)は、
- タイヤのヒビ割れが33台(5.9%)
- 偏摩耗が19台(3.4%)
- 残溝不足が15台(2.7%)
- 損傷が3台(0.5%)
バイクのタイヤは名刺1枚分程度の小さな接地面積しかありません。前後を足しても名刺2枚分しか接地していなくて、その面積だけでバイクとライダーと荷物、場合によってはパッセンジャーの体重を合計した重量を支えています。ですから、些細な不具合が重大事故を引き起こす恐れがあります。
今回の割合がそのまま全体に反映できる訳ではないと思いますが、タイヤに不具合を抱えたまま走行を続けているバイクも少なくないと思います。
あなたと同乗者の命だけではなく、事故を起こすと別のひとが巻き込まれる恐れがあります。ひとの命を一瞬で奪うかも知れない爆弾を抱えて走っている状態かも知れません。
「ダンロップ 全国タイヤ安全点検」ではタイヤのプロがチェックをしてくれますが、それらの項目はプロでなくてもチェック可能なものばかりです。
- タイヤのヒビ割れ
- 偏摩耗
- 残溝不足
- 損傷
名刺たった2枚分の面積で、バイクだけではなくライダーの体重も命もすべてを支える重要なタイヤです。時々ではなく、走行する前には必ず点検することを習慣化して、タイヤの整備不良が原因で起こる事故をゼロにしましょう。
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