小惑星2013 TX68が3月5日に地球へ最接近
2019/06/12
小惑星2013 TX68は人工衛星のう内側を通過するかも
ナショナル ジオグラフィック日本版によれば、3月5日に小惑星(2013 TX68)が地球のすぐそばを通過(フライバイ)するそうです。
2013 TX68と命名された小惑星は、
- 最短:17000キロ(静止軌道衛星の高度の約半分の距離)
- 最長:1400万キロ(月までの距離の35倍)
一番遠いところを通ってくれたらいいのですが、一番近いところを通過すると17000キロと静止軌道人工衛星の半分の距離をかすめていくことになります。
それでも、成層圏は11~50キロ、外気圏でも800~約10000キロとなっていますので、17000キロと言っても結構遠くです。
小惑星の大きさは30メートルで、チェリャビンスクで爆発した隕石の1.5倍
大きさは1.5倍ですが、もし2013 TX68が地球に衝突する場合は、チェリャビンスクで爆発した隕石の2倍のエネルギーを発するそうです。
これを聞くとちょっと安心します。チェリャビンスクで爆発した隕石も大きな被害を出しましたが、恐竜を絶滅させたような大惨事(?)は免れることができそうです。
2013 TX68は今回のフライバイの後、2017年9月28日にも再び地球に接近しますが、その際は
2億5000万分の1
の確率で地球に衝突する恐れがあるそうです。小さい確率のような、案外そうでもないような。良く分かりません。今回のフライバイによって正確な軌道が観測されれば、より正確な確率が算出されるでしょう。(その際は、確率は更に下がる方に動くようですので、心配無用です。)
ただ、2013 TX68はそれほど心配する必要はなさそうですが、
地球に接近する可能性がある直径数十メートル級の小惑星は100万個はあると考えられていて、その中で発見されているのは1万個程度
ということですので、未だ分かっていない小惑星が突然地球に衝突することが分かる可能性もありそうです。
20世紀にはそういう事態にはミサイルやレーザーで小惑星を破壊できるようになると思っていましたが、21世紀になってどうやら無理らしいと思えてきました。
考えだすと不安にもなりますが、いつ弾道弾ミサイルが飛んで来るか分からない世界情勢の中で何億分の1の確率で衝突するかも知れない小惑星のことを心配していても仕方がないとも思います。実際考えても何ができる訳でもないので、惑星や隕石の衝突は運命を思って気にしないのがいいかもですね。
関連記事
-
法事の手配もAmazonの時代 「お坊さん便」始まる
Amazonが法事の手配をする「お坊さん便」を始めました 賛否両論がある中、Am …
-
事務所ロッカーにスニーカー OLの新常識
非常に強い台風16号(MALAKAS)は屋久島の西にあって、北東へ進んでいます。 …
-
進化するAmazon 配達前のメール連絡に感動
Amazonは日頃から便利に使わせてもらっています。今朝Amazonから届いたメ …
-
応急処置 こどもがアルカリ乾電池を飲んでしまった
応急処置 その1 正常に呼吸ができているか、確認してください。 正常に呼吸ができ …
-
鍵はメーカーと鍵番号が分かると複製が可能になります
鍵の複製と言えば、昔は持ち主が席を外した隙にシガレットケースなどに仕込んだ粘土に …
-
収入印紙を使った社員の横領にご注意ください
金券ショップで割安に購入した旅行券で新幹線の切符などを手に入れ、それを払い戻す形 …
-
運動会の冬季開催を検討ください
僕のこどもの頃は運動会と言えば体育の日(10月10日)前後の秋晴れの日に開催され …
-
会社のパソコンで株を取引して降格
「とび森(とびだせ 動物の森)」のカブしか売り買いしたことがありません。 会社の …
-
寄生は致命的 芽殖孤虫とマンソン裂頭条虫
マンソン裂頭条虫(れっとうじょうちゅう)は中間宿主になっている爬虫類・両生類・鳥 …
-
カラーパウダーイベントでの粉じん爆発は特に危険です
カラーパウダーイベントでの粉じん爆発は、体中に付着したカラーパウダーに引火してし …