虐待疑い イルカの足つぼ押し
2019/06/13
にこやかな女性と女児が足を投げ出し、それをイルカが口先で押している写真がYahooニュースの見出しに掲載されています。
8月25日(火)7時57分配信の読売新聞の記事には、
静岡県沼津市の水族館「伊豆・三津(みと)シーパラダイス」で、イルカの足つぼマッサージが人気を集めている。同水族館の担当者は「夏の疲れを癒やしてみては」と話している。
マッサージをしてくれるのは、いずれも雌のバンドウイルカの「ホップ」と「ステップ」。来場者がプールに両足をはだしで投げ出すと、足の裏を口先で3回押してくれる。
と紹介されていました。
イルカの口先で足つぼマッサージ
イルカは動物なので問題ないと言えば問題ないのかも知れません。イルカが痛みや恐怖を感じることもありません。
ですが、人間の足の裏をイルカの口で押させるのはちょっとどうかと思いました。
イルカショーで人がジャンプする時に口先で足の裏を押しますが、裸足ではありませんし、あれは止むを得ないと思えます。仕事です。しかし、口で足の裏のツボを押させるというのが理解できません。
ペットに他人の足の裏を舐めさせるのとほぼ同じ
僕がおかしいのかも知れませんが、自分の犬が見ず知らずの他人の手の平を舐めるのは余り好きではありません。口もダメです。でも、散歩させているとそういう感じのスキンシップをしてくる人もいて困ることがあります。
手の平や口でも嫌ですが、足の裏なんてもってのほかです。衛生的ではないというだけではなく、凄く侮辱されている気がします。
奴隷か年季奉公的なイルカ達
ペットは家族ですが、水族館のイルカは家族ではなく、従業員のようなものです。でも、無給で、しかも拘束されて自由がないことからすると奴隷か年季奉公なのかも知れません。ペットと扱いが違うのも仕方がないのかも知れません。
とは言え、口で人間の足の裏に口づけさせるのは余りに屈辱的ではないでしょうか。(イルカがそうは感じていないにしても)
和歌山県太地町の「イルカ漁」が叩かれたのは記憶に新しいのですが、この一見爽やかな写真が物議を醸すのではないかと心配です。
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