リオオリンピックのJUDOを視て感じた衛生面の不安
2019/06/12
今朝は3時までJUDOを視てました。60kg級は僕がいた階級でもあるので、髙藤選手を応援していたんですが、準決勝のジョージアのパピナシビリ選手との試合、本当に残念でした。あの判定は微妙ですが、仕方がないかも知れません。60kg級は、キム・ウォン・ジン選手も裏投げで敗れるなど波乱続きでしたが、髙藤選手が銅メダルを取れたのは良かったです。もっとも寝てしまったので、それは視てません。
柔道はJUDOになってました
柔道は8歳から始め、中1で初段、高2で二段を取りました。そこそこ真剣にやっていたほうです。なので、柔道を視るのは嫌いじゃないはずなんですが、大学進学時に楽をしたくて柔道を止めてしまった自分の弱い部分が恥ずかしくて、殆ど柔道をテレビなどで視ることはしなくなってしまいました。
リオオリンピックは直前まで会場に畳が敷かれてもいなかったと報道されているのを聞いて、どんなものだろうと思って本当に久しぶりに視ました。
今テニスを習っているので、錦織選手の試合も家族でテレビ観戦して、それなりに盛り上がりましたが、やっぱり柔道は違います。自分がやっていた時のことを思い出してしまい、手に汗が出ます。
そんな柔道なんですが、暫く視ない間に色々変わっていました。
カラー道着になったことは流石に知っていましたが、ポイントも他のスポーツのようになっていましたし、畳がもはや「畳」ではなくなって、マットになってしまっていました。でも、隙間が少なそうで、足の指が挟まって骨折なんて事故も起きにくそうで、それはそれで良さそうです。
コーチも一人だけボックスみたいなところに入って、しかも試合中はおとなしくしていないといけないみたいで、それも新鮮に感じました。僕達の頃は、外野は下品で、そしてうるさくて大変でした。でも、それはそれでいい思い出です。
畳の外は土足なのにそこを裸足で入場
畳(マット?)は高くなっていて、そこを降りたところにスタッフさんやら試合待ちの選手などがいるんですが、そこが
土足OK
になっていることに衝撃を受けました。
僕らの感覚では、畳の上だけではなく、会場自体が神聖な場所という感覚がありましたので、会場内はソックスか裸足で移動するのが当たり前でした。
ですが、今は畳の上以外は土足OKみたいで、そこを選手は裸足で入場しています。
当然、足の裏は砂や汚れがべったり付く訳で、スリップを嫌う選手は、畳に上がった時に闘牛の牛のように足を畳に擦りつけて、滑り止めに余念がありません。
これでは、汚れが持ち込まれて、少しずつ滑るようになってしまいますし、衛生的でもありません。
女子48kg級の近藤選手が組み手争いで相手の指が目に入ってコンタクトレンズが飛んでしまった時、畳の上を必死に探していましたが、拾ったコンタクトレンズをもう一度着けるのだろうかとハラハラしました。結局は見付からずに、そのまま試合を続行することになり、ホッとしました。
柔道でもJUDOでも、選手の安全や衛生に関することについては、しっかり管理して頂きたいと思います。
それから、競技柔道はJUDOになっても、それとは別に講道館柔道が次の世代にきちんと受け継がれていくことを願っています。
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