寒がり女子さんへ　ユニクロの最終兵器あります

僕はかなりの暑がりで、今も暖房をかけていない部屋で半袖着ています。さすがに下は短パンではなくなりました。それに対して奥さんは極度の寒がりで、ヒートテックの極暖のお世話になりっぱなしです。そんな奥さんの悩みはスカートの下に履くレギンス。ヒートテックもヒートテック極暖も内側に縫い目が入ってしまい、ルールに厳しい勤務先では履くことができません。そんな勤務先、変えてしまったらいいのに、と思いますが、なかなか現実はそんなに甘くありません。

WOMEN　ヒートテックボアレギンス（10分丈）は優れものです

ヒートテックもヒートテック極暖も内側に縫い目が入ってしまいますが、このヒートテックボアレギンスは縫い目がありません。内側がボアになっているので透け感は全くのゼロですが、色がクロなので、色の濃いストッキングにも見えなくもなく、服装規定にうるさい勤務先でも問題なく履いています。

このWOMEN　ヒートテックボアレギンス（10分丈）は1500円（税抜き）ですが、1790円（税抜き）のWOMEN　ヒートテックエクストラウォームレギンス（10分丈）の方がより暖かい可能性があります。より暖かいものでも、内側の縫い目のせいで着られない職場も少なくないと思います。290円安いですし、安心して職場などでも着られることも考えると、WOMEN　ヒートテックボアレギンス（10分丈）は寒がり女子の最終兵器になると思います。（ただし、ソックスの着用がOKのところでないと無理です。）

素材の比較

WOMEN　ヒートテックボアレギンス（10分丈）

52％ ポリエステル、23％ キュプラ、15％ ナイロン、10％ ポリウレタン

ＷＯＭＥＮ　ヒートテックエクストラウォームレギンス（１０分丈）※極暖

44％ アクリル、36％ レーヨン、15％ ポリエステル、5％ ポリウレタン

2つは似た製品なんですが、素材が結構違っています。

ヒートテックボアレギンスは、ポリエステルを使用することで、極暖よりも強度を出しています。極暖はアクリルがメイン素材だということは風合いや色、肌触りを優先した感があります。1790円ですから、高級感も必要なのでしょう。ただ、アクリルは吸湿性能が余り高くなく、ヒートテックの吸湿発熱性能を発揮するためにレーヨンを36％混ぜてあります。それに対して、ヒートテックボアレギンスは、レーヨンと同じ性質を持つキュプラを使っていますが割合は23％と控えめになっています。このキュプラは、吸湿性もあり、裏地に使っても静電気を起こしにくく、なおかつ強度もあります。

総合的に、ヒートテックボアレギンスは暖かさと強度の両立、極暖は暖かさと高級感の両立を目指したのではないかと思います。

極暖はオシャレ着にもマッチするように考えられ、ヒートテックボアレギンスは仕事に使えるように考えられたのかも知れません。それで内側の縫い目がないとすると、ユニクロさすがです。

使用上の注意

ヒートテックには、吸湿発熱性能を発揮させるために、再生繊維のレーヨンやキュプラが使用されています。

このレーヨンやキュプラは、高い吸湿性能がありますが、ある程度以上吸湿して飽和してしまうと、そこからは吸えなくなってしまうため、ベタベタと肌に張り付く感じがあります。汗を吸い取って、上へ上へと移動させて蒸発させられず、水分を保持してしまい、蒸れを引き起こします。

オフィスワークや家事、軽い屋外の作業であれば暖かく最高なのですが、額に汗が流れるほどの活動量があると、蒸れ蒸れになり、作業を止めた途端体を冷やす恐れがあります。

ですから、

• WOMEN　ヒートテックボアレギンス（10分丈）
• ＷＯＭＥＮ　ヒートテックエクストラウォームレギンス（１０分丈）※極暖

とも激しい運動や汗をかく作業には向いていません。

ワコールから出ているスポーツタイツは見た目は似ていますが、吸湿速乾性能と加圧が目的ですので、

素材：本体：ポリエステル70％、ポリウレタン30％、あて布：ナイロン80％、ポリウレタン20％

とレーヨンやキュプラを含んでいません。

ワコールの場合、保温タイツでもレーヨンやキュプラは含んでいません。

素材：ポリエステル80％、ポリウレタン20％

運動時にショートパンツの下に履くタイツは、専用のものを用意してください。ユニクロのヒートテック商品は、余り動かない場面での保温を目的にしていますので、運動時には履かないことをお勧めします。運動中は暑い位で、ベタベタと張り付き、運動が終わると急速に体から体温を奪っていきます。

ヒートテックは優れた素材ですが、用途には少しの注意が必要です。