古い扇風機の発熱、発煙、発火に注意しましょう
2019/06/13
そろそろ扇風機の出番がやってきました。猛暑だとの予報もありますので、電力供給次第では扇風機は今年の夏の主力選手になる可能性もあります。そんな扇風機ですが、発熱、発煙、発火などの事故が多発しています。
壊れにくい扇風機ゆえの事故
エアコンはガスが漏れたり、コンプレッサーが故障したり、かなり手が掛かりますが、扇風機は滅多に故障しない優等生です。ですが、優等生ゆえにメンテナンスがなおざりになってしまい、突然煙が出てくるなんてことになってしまいます。
扇風機もメンテナンスが必要です
取り扱い説明書に従って、溜まってしまった埃を掃除してあげないといけません。埃をそのままにしておくと、埃が詰まって放熱できず、やがて発熱、発煙、そして最悪の場合は発火してしまいます。
シーズン中も定期的に掃除をしてあげましょう
扇風機の保管
シーズンが終わって、押し入れや納屋に入れる前に、一度しっかりと掃除をしておきましょう。そして、羽カバーをすっぽり覆える大きさのビニール袋を被せて、支柱の辺りで軽く縛ってから保管してください。一手間加えることで、来シーズンが楽になりますし、扇風機の寿命も延びます。
シーズンイン
シーズンが始まったら、一度通電して、
- 埃は残っていないか
- 羽や羽カバーに破損はないか
- スイッチは正常に作動するか
- 羽の回転が遅かったり、不規則だったりしないか
- 異常な音や振動がないか
- モーター部分が異常に熱くなっていないか
- モーター部分が焦げ臭かったり、煙が出ていないか
- プラグや電源コードに破損や折れ曲りはないか
- 電源コードを動かすとモーターが動いたり止まったりしないか
- プラグが異常に熱くなっていないか
などを確認してから、実戦投入しましょう。
長期使用製品安全表示制度って知ってますか
平成21年4月1日以降に製造・輸入された扇風機は、長期使用製品安全表示制度の対象になっています。対象となる製品には「設計上の標準使用期間」が書かれていますので、これを超えた場合は一度電気屋で点検を受けるか、買い替えを検討した方が安全です。
わが家の扇風機は長期使用製品安全表示の対象ですので「12年間」と書かれていました。昔の扇風機も同じ位の長さだと思いますので、これを超える期間使用している扇風機を使用されている方は、念入りに点検を行ってください。念のために一度専門家の点検を受けるか、そろそろ買い替えの検討をお勧めします。
扇風機を正しく安全に使って、今年の猛暑を涼しくエコに過ごしたいですね。
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