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手袋はめて調理しながらお金も触る店に注意ください

      2019/06/12

最近は素手で調理することが減ってほとんどゴムかビニールの手袋を着けていますが、調理を担当している人が会計もして、手袋を付けたままでお金を受け取ったりするのを目にしますが、あれって何とかならないもんでしょうか。

調理場が見えないタイプのファーストフードは、注文受付&会計担当が調理担当と分かれているので問題ない(中で何が起きているのかは不明ですが)と思いますが、調理場が外から見えるタイプのファーストフードは

調理担当=注文受付&会計担当

になっていることが多く、その場合はせっかく着けた手袋のままでレジを打ったり、お金を触ったりしています。

それでは意味がありません。

以前、マクドナルドの手袋に関する考えを聞いたことがあります。

「手袋の着用は衛生管理の面で一定のメリットはあるものの、手洗いが軽視されるリスク手が直接食材に触れないことからスタッフの衛生感覚が低下するリスクがあると考えている。手袋は使用せずに手洗いを正しく行うことが最も効果が高いと判断し、店舗における衛生管理の基本に手洗いの徹底を位置づけている。」

この考え方には一理あります。

手袋は魔法の道具などでは決して無く、手袋で食材以外のものを触った場合は素手で時と同じように正しい手洗いをしなければ、食材を雑菌やノロウイスルなどの病原菌で汚染することに繋がってしまいます。

食材を扱っているスタッフがもしかすると誤った認識に陥っている可能性がありますので、店舗の管理者はスタッフの行動をしっかり観察して、正しく衛生管理がされるように必要に応じた改善を図って頂きたいと思います。

  • 素手=汚い=手洗い必要
  • 手袋=清潔=手洗い不要(※誤った認識)

利用者としては、手袋を着けた手でレジを打つ、お金を触る、テーブルを拭く、段ボール箱から紙カップや包装紙を出すなど、食材以外のものを触れた後に手袋を着けた状態で手洗い(手袋洗い?)をしているかを観察して、もし手洗い(手袋洗い)をしていないのを見た場合は、その店を避けた方が安全です。

お金を介したウイルスや細菌の感染に注意しましょう

紙幣や硬貨は色々な人に触られながら、日々流通しています。

お金を触る人の中には、インフルエンザやノロウイルスなどの感染症にかかっている人もいるはずです。また、病院の会計で使用されるお金には、病院ならではの細菌(薬剤耐性菌)が付着しているリスクもあります。

紙幣や硬貨に付着しているリスクがある細菌やウイルスには、

  • 黄色ブドウ球菌
  • サルモネラ菌
  • 大腸菌

などがあります。

また、紙幣やコインに付着していなくても、お金の受け渡しの際に手と手の間で細菌やウイルスが伝播するリスクもあります。

  • ヒトインフルエンザウイルス
  • ノロウイルス
  • ライノウイルス
  • A型肝炎ウイルス
  • ロタウイルス
  • サルモネラ菌

お金自体が細菌やウイスルによって汚染されていますし、またお金の受け渡しによって細菌やウイルスも一緒に受け渡しがされてしまいます。

ノロウイルスなどに感染した時、どこで感染したのか全く分からないような場合は、もしかすると飲食店などでのお金の受け渡しによって感染が引き起こされている可能性があります。

仮に「あの店かも知れない」という人が複数いて、保健所が立ち入り調査をしたとしても、原因菌やウイルスが厨房や食材から発見されず、原因の特定ができないでしょう。

怖いですね。

全く言葉はわかりませんが、なんとなく伝わってくる動画です。

最近では指を舐めて紙幣を数える人は見かけなくなりましたが、書類を数える時なんかに指を舐める人が職場にいたりすると嫌ですし、怖いですね。

僕も加齢で指が常にカサカサで紙も滑るし、スーパーのビニール袋もめくれませんが、絶対に指は舐めないと決めてます。気持ちは分かりますが、どんなに年をとっても、紙やビニールをめくる時に指を舐めるのは、周囲のためにも、そして自分のためにも絶対に止めましょう。(この記事を読まれる世代の方は大丈夫だと思いますが、念のため)

 - 健康

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