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運動会の冬季開催を検討ください

      2019/06/12

僕のこどもの頃は運動会と言えば体育の日(10月10日)前後の秋晴れの日に開催されていましたが、最近は5~6月に実施されるところも多いようです。

5~6月開催の運動会は熱中症と食中毒に要注意

昔々の10月10日前後の運動会は、朝晩は涼しく、でも昼間は少し汗ばむ程度の程よい気候でした。

地球温暖化が進み、今ではかなり暑くなっていると思いますが、それは5~6月でも同じです。

しかも、

湿度が高いために体温調節がうまく機能せず、体も暑さに慣れていない

ために、熱中症を起こすリスクが高く危険な季節です。

昔は来賓客や学校関係者にのみテント席が用意されていましたが、最近では生徒もテントの下で待機できるようになってきているのは好ましいことです。

でも、保護者は数が多いため、昔も今もテントはなく、一日中炎天下でジリジリ焼かれます。

演技をする児童生徒も大変ですが、観覧するだけのはずの保護者も結構たいへんで体力勝負なんです。

最近ではテントやタープを持ち込んで、お弁当や飲み物もクーラーボックスに入れている保護者も少なくなく、賛否両論議論を呼ぶことがありますが、逆にテントやタープ、そしてクーラーボックスなしには、

  • 高齢者の熱中症
  • 炎天下に弁当が置かれたことによる食中毒

などが生じる恐れがありますので、止むを得ないのではないかと思います。(※我が家はテント・タープ・クーラーボックス全て無しでなんとかしのいでますが、そろそろ限界かも知れません)

観覧席の最前列にテントを張ってしまう人も出てしまうため、学校側がルールを作ったりしていますが、そんなことよりも、そろそろこれほど暑い季節に運動会を開催すること自体に無理があることに気付いて頂きたいところです。

運動会の冬季(せめて晩秋)開催を検討してください

地球温暖化は更に悪化することはあっても、5~6月、または9~10月が今よりも涼しくなることはないと思います。

ただ、日本でも場所によっては冬季は雪のせいで開催が難しい場所もあると思いますので、時期は場所によって多少の変更は必要だとは思いますが、

熱中症や食中毒が起きにくい気温・湿度

の時期への変更を検討して欲しいと願っています。

暑さに耐える強い心と強い体をつくる

などの意図もあるとは思いますが、恐らくは他の行事との兼ね合いから動かすのが厄介だからではないでしょうか。

児童生徒と保護者(特に高齢者)の命の安全を考えて、冬への移動を考えて頂きたいです。

冬(または晩秋)開催のメリット

暑い季節の開催は、

  • 生徒や観覧者に熱中症のリスクがある
  • 暑い中に置かれた弁当が腐敗して、食中毒を起こす恐れがある
  • テントやタープの有無により、快適性だけではなく、健康へのリスクに差が出てしまう
  • テントやタープで前が見えないなどのトラブルが発生する

などのデメリットがあります。

それに対して冬季(または晩秋)の開催なら

  • 熱中症の心配はほぼ不要
  • 弁当は腐りにくい
  • テントやタープが無くても着こむだけで耐えることが可能
  • 長距離走などの種目も実施可能(マラソン大会も兼ねてしまうとか)
  • 台風の心配が不要

昔であれば冬に運動会なんて考えられませんでしたが、最近では冬でも暖かい日が少なくありません。(※降雪地帯は除きます)

寒い冬に運動会を開催しなかったのは、体が固くなりケガをする恐れがあるからだと思いますが、地球温暖化で暖かくなっている今の冬ではそのリスクも減っています。

逆に春や秋の開催は熱中症による生命の危険が増しています訳ですから、是非冬季開催を検討して頂きたいと思います。

 - 保育園・幼稚園, 健康, 学校等, 安全, 小中高, 生活, 育児

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