応急処置 校庭の白線の粉が眼に入った
2019/06/13
応急処置 その1
- 目は軽く閉じて、絶対にこすらない(こすらせない)
- 至急水場に移動
- 清潔な流水で15分間目に入った粉を洗い流す(やかんから流す程度の水流で洗い、決して蛇口からの強い水流を直接目に当てない。角膜を傷付ける恐れがあるので厳禁)
応急処置 その2
- 白線の材料を袋などで確認
- 白線が消石灰(水酸化カルシウム)の場合は、至急眼科を受診
- 白線の材料が不明な場合も、念のため至急眼科を受診
- 白線の材料が、炭酸カルシウム、硫酸カルシウムの場合は、急を要さないものの、違和感などを感じる場合は念のために眼科を受診
- 眼科受診の際には、眼に入った物質が消石灰(水酸化ナトリウム)なのかどうかを明確に伝える
消石灰(水酸化カルシウム)は水に溶けると強いアルカリ性となり、タンパク質を溶かします。眼に入った場合は角膜や結膜を著しく損傷しますので、15分間水で洗い流した後は至急眼科を受診しなければなりません。
眼に入った量によって、また入ってから流水で洗い流すまでの時間によっては救急車を呼ぶ必要があるかも知れません。
後処理
消石灰(水酸化カルシウム)を片付ける際、二次災害防止のため、必ず
- 保護メガネ
- マスク
を着用して作業を行うこと。
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