アジサイ(紫陽花)の葉には毒があります
2019/06/13
アジサイ(紫陽花)は花はもちろん葉も美しい植物です。梅雨の時期はジメジメして好きではないのですが、アジサイ(紫陽花)があるおかげで少し心待ちにしているところもあります。
料理の飾りのアジサイ(紫陽花)の葉で食中毒
料理に季節感を出すためにアジサイ(紫陽花)の葉が添えられることがあるそうですが、その葉を食べてしまって食中毒を起こす場合があるそうです。固そうなので僕は食べないと思いますが、この辺りは個人差があるので、やはり毒があるものは料理と一緒に出さない方がいいでしょうね。見ようによっては紫蘇の葉に似ていなくもないですし。
有毒で有名な水仙を飾りで出している場合もあるそうです。食事も気が抜けません。
アジサイ(紫陽花)にはどんな毒
アジサイ(紫陽花)には青酸配糖体が含まれていて、それが毒であると考えられてきましたが、近年そうではないらしい事が判明したそうです。
ただ、実際のところはどんな毒が中毒の原因なのかよく分からないそうです。植物が虫から食べられるのを防ぐためのアルカロイドの一種「フェブリフギン(febrifugine)」が毒の正体ではないかと現在は考えられているみたいです。
期待の新星「フェブリフギン(febrifugine)」
料理の世界では悪い意味で注目されてしまったアジサイ(紫陽花)ですが、は古来より中国でマラリア治療薬として用いられていて、今後はアジサイ(紫陽花)の「フェブリフギン(febrifugine)」が新しい抗マラリア薬開発の足掛かりになるものとして期待されているそうです。更に膠原病などの自己免疫疾患にも効く可能性があるそうで、今期待の物質なんです。
ほんと毒と薬は紙一重なんですね。
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