天皇陛下がインフルエンザに感染
2019/06/12
天皇陛下がインフルエンザに感染 A型
宮内庁によりますと天皇陛下がインフルエンザに感染されたそうです。型はA型。
- 2月27日午後:発熱を伴うせきなどの風邪の症状
- 2月28日夜:御所での検査でA型インフルエンザと診断
- 2月29日:38℃前後の熱が続く
2月29日に予定をされていましたタンザニア大使との面会などの公務は、日程を再調整するそうです。また、3月1日以降の公務については、今後の症状を見て決定されるとしています。
インフルエンザと診断されれば若いサラリーマンでも数日は安静にしていますし、それが許される(許されないブラック業界もありますが)ことが多いのですが、既に明日の公務が「症状次第」とされてしまう陛下はお気の毒に思います。年齢のことも考えて、公務への復帰には慎重に慎重を重ねて頂きたいです。
出典:NIID国立感染症研究所「インフルエンザ流行レベルマップ 第7週(2/26更新)」
陛下のインフルエンザの感染源は誰?
誰かがうつしているはずです。
公務で大勢の人と会わなければならないお立場ではありますが、
- つり革・手すり
- トイレのドアノブ
- 共用パソコンのキーボードやマウス
- 通勤電車
とは縁がない陛下にとって、インフルエンザの感染リスクは高くないはず。
それが感染されたということは、
公務で会われた誰かが感染していて、ウイルスを含んだ飛沫を飛ばした
可能性が濃厚です。
ただ、症状が出る前日から熱が下がってから2日間はウイルスを排出します。A型は症状が強く出ると言われていますが、症状が軽く、インフルエンザにかかっていることに気付いていない場合もあります。そんな方からウイルスが感染したと思われますが、防げなかったのは残念です。
謁見される人が、
- 風邪気味だけど、陛下に謁見できる機会を逃したくない
- ちょっと体調が優れないけれど、マスクをして陛下に謁見する訳にはいかない
と無理をして謁見された方がいるとしたら反省して頂きたいです。
陛下が一日も早くご快復されますことを心よりお祈り申し上げます。
高齢者、既往症がある方に会う場合は特に注意してあげてください
高齢者や既往症のある方に会う時に、
- 身近(家族・職場・クラスなど)にインフルエンザ患者が出た
- 通勤に公共交通機関を使っている
- 微熱があって風邪かも知れない
という人は、会うこと自体を延期してしまうか、
- マスを正しく着用
して、ウイルスを空気中に排出しないようにしてあげてください。また、手指もしっかり洗い、インフルエンザウイルスだけではなく、ノロウイルスなどの他のウイスルにも注意してください。
若い人にも辛いインフルエンザですが、高齢者や既往症のある方にとっては合併症によって命を落とすかも知れない恐ろしい感染症です。
- 感染しないようにする努力
- 他の人を感染させないようにする努力
この2つによって、インフルエンザの感染リスクは大幅に減らせるはずです。
この時期に「花粉症だから」と言ってマスク無しでくしゃみをしている人がいますが、自分のためにも、他人のためにも必ずマスクをしてください。もし感染していた場合は、大量のウイルスを周囲にばらまいてしまいます。絶対に止めましょう。
マスクと手洗いを徹底して、自分も周囲もインフルエンザ知らずの冬にしましょう。
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