靴下は下校後に履き替えましょう
2019/06/13
学校から帰ってきたこどもの靴下の裏は真っ黒。しかも、こどものくせに結構臭ったりします。(お父さんの靴下には勝てませんが)
「靴下は汚い」ってことは小さいころから刷り込まれていますが、それでも風呂に入るまでは汚れた靴下を履いたままで家の中で過ごしていたります。靴を履いたまま過ごしている時の靴下は「汚い」ことには変わりはないですが、汚れ方が違います。
靴の中と靴下は細菌まみれ
靴の中は、豊富な栄養と湿度によって細菌の培養機になっています。
- 枯草菌(こそうきん)
- ブドウ球菌
- 白癬菌
- 緑膿菌
- 雑菌
など、様々な菌が増殖しています。靴下一枚に数億の菌がついているとも。こうなると靴下を履いているのか、菌を履いているのか、よく分からなくなります。
ただ、靴下は洗濯の度にリセットされますので、靴下についている菌は、
- 皮膚の常在菌
- 靴の中で増殖した菌
が菌移りをして、増殖したものです。
これらの菌は人間に対してそれほど悪さはしませんが、皮脂などを分解して足特有の嫌な臭いの元になるイソ吉草酸(きっそうさん)を産出します。人間に大きな害は無くても、臭いと臭いの元となる菌を撒き散らす恐れがある靴下は帰宅後に履き替えましょう。
学校などで履いた靴下は別の菌が付いている恐れがあります
仕事などで履く靴は、特別な場合以外は脱がずに一日中履いていることになります。オフィスや料亭や居酒屋で脱いだとしても一時的です。
しかし、学校では上履きに履き替えます。ずっと上履きを履いていてくれればいいのですが、親が思う以上にこどもは靴下で教室や廊下などを歩く機会があります。それであの真っ黒状態になる訳です。
真っ黒になった靴下はなかなかきれいにならずに主婦・主夫泣かせですが、そんなことよりも心配な事実が潜んでいます。
衛生管理意識が十分ではないこども達が集団生活を送る学校では、
- 大腸菌
- 緑膿菌
- 溶連菌
- ノロウイルス・ロタウイルスなどの流行性嘔吐下痢症を起こすウイルス
- インフルエンザウイルス
- 麻疹ウイルス
- マイコプラズマ
などが靴下経由で媒介されている恐れがあるんです。
靴下の汚れは、上履きと通学用の靴の中に蓄積・増殖されて、綺麗な靴下を履いていたとしても、直ぐに菌やウイルスに汚染されてしまいます。
帰宅したら一番に靴下を替えて、それから手洗い・うがいの徹底を
学校から帰ってきたこどもの靴下は危険な細菌やウイルスに汚染されている恐れがあります。お父さんの靴下が臭いのを理由に毛嫌いされますが、一番危険なのはこどもの靴下です。
その靴下で歩き回ったカーペットや畳の上で寝転んだりする訳です。怖いですよね。
今までは学校から帰ったら、まずは手洗い・うがいをするように言われていましたが、これからはそれに靴下を替えることを加えましょう。もしかすると定期的にかかっていた感染症にかかりにくくなるかも知れませんよ。
是非お試しください。
外出する度に靴下を替えるのが面倒な方に
こどもの靴を
- 通学・通塾用
- 普通の外出用
に分けることで、学校や塾に行った後は靴下を替えて、普通の外出をした後はそのまま靴下を履き続けることが可能になります。
気になる方はこれもお試しください。
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