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ディズニーワールドで2才児がワニに引き込まれて溺死

      2019/06/12

6月14日午後9時過ぎ、ディズニーワールド内の人工湖で水遊びをしていた2才の男児がワニによって水中に引き込まれました。その後の懸命な捜索にも関わらず、翌15日に亡くなった状態で発見されました。

ディズニーワールドにはワニもいます

ディズニーワールドにはミッキーやドナルドもいますが、ワニもいます。

今回事故が起きたディズニー・グランド・フロリディアン・リゾート&スパ(Disney’s Grand Floridian Resort & Spa)の前にある湖は人造湖「セブンシーズラグーン(Seven Sea Lagoon)」ですが、東側にあるベイ湖(Bay Lale)と繋がっていますし、仮に繋がっていなくてもワニは陸上も移動しますので、人造湖にワニがいてもおかしくありません。

ワニ注意の看板が無かったそうですが、遊泳禁止の看板はあったそうです。

フロリダはワニが多い場所で、水がある場所にはワニがいるかも知れないという暗黙の了解の中、ワニが活発に活動する夜間(9時過ぎ)に水遊びをさせたのは失敗でした。

昔、ディズニー・グランド・フロリディアン・リゾート&スパ(Disney’s Grand Floridian Resort & Spa)の南にあるウォルトディズニー・ワールド・スワン・アンド・ドルフィン(Walt Disney World Swan and Dolphin)に泊まりましたが、周辺を出歩く際にはワニに注意するように言われました。

ディズニーワールド内であったとしても、周辺にはワニがいることは今回事故にあった男児の父親も知っていたと思います。(事故が起きる少し前に、事故があった場所の近くでこどもを遊ばせていた母親が「ワニがいるとは思いもしなかった」とツイートしていて、もしかしたら亡くなった男児の父親も思いもしなかった可能性もゼロではありません。)

ですが、ディズニーワールド内ではうまくワニと共存し、事故が起きていなかったために、警戒心が緩んでしまっていたのかも知れません。

今後はディズニーワールド内であってもワニには一定の注意を払った方が安全です。

特に夜はワニが活発になりますので、人造湖であっても水遊びは避けるべきです。

夜はプールを選びましょう。

ディズニー・グランド・フロリディアン・リゾート&スパ(Disney’s Grand Floridian Resort & Spa)もビーチの近くにプールがあったのに湖で遊ぶことを選んでしまったのは残念です。

今回の事件で、ディズニーワールド側が法的な責任を問われる可能性があるそうです。訴訟大国アメリカですので、莫大な損害賠償金が支払われることになると思いますので、今後はディズニーワールド周辺の水辺には

ワニ注意

の看板が目立つようになるかも知れません。

オーランドはワニにとって住みやすい場所です

フロリダと言えば「ディズニーワールド」を思い浮かべますが、そのフロリダは本当にワニが多い土地です。

湖や池が多くて、ワニが住みやすそうです。

人とワニの関係性も日本人とは全く異なり、凄く身近な存在になっています。

家のプールでワニが泳いでいる。

ガレージを開けたらワニが寝そべっている。

そんな映画みたいなことが実際に起きるそうで、そんなワニを捕獲して保護区まで連れて行くサービスさえあります。

上の動画は、Animal Planetで紹介されたGator Boys Alligator Rescueのもの。

Gator Boys Alligator Rescueはワニを退治するのではなく、人間とワニの良い関係を保つために、プールやガレージなどに迷い込んだワニを「レスキュー」して、ワニの保護区に連れて行ってくれます。

今回のような事件が日本で起きると、ワニを排除する動きが起きると思いますが、フロリダではワニと共存するための新たな方法が考えられるようにはなっても、排除の動きが出ることはないと思います。

日本はフロリダのように広くはないという事情もありますが、人間の被害が出ると直ぐに排除しようとするのではなく、うまく共存する方法を検討するような動きが出てくれるとよりいいのにと思います。

 - 公園, 危険生物, 安全, 生活, 育児

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