国内初 タカタ製エアバッグの異常破裂
2019/06/13
6月25日、静岡県磐田市内で日産エクストレイルが衝突事故を起こした時に助手席側のタカタ製エアバッグが異常破裂を起こし、高温になった破片が当たって車体の一部が燃えた他、助手席側の左窓ガラスも破損しました。この車を運転していた男性が左頬を負傷していますが、事故との因果関係は不明とのことです。
タカタと言えば、エアバッグよりもベビーカーのイメージが僕の中では強かったんですが、今はすっかりエアバッグの会社になりました。事故への対応がいいとは言えず、悪いイメージが定着してしまいました。
リコールの状況
このエクストレイルは2001年8月に製造されていて、2013年4月に出されたリコール(約137,000台)の対象になっていました。所有者が変わっていたために、リコール通知のハガキが届かず、修理がされなかった模様です。日産車で同じように修理がされていないものは15%ほどあるそうです。
日産でも他メーカーでも同様の状況が考えられます
オーナーが変わってリコール通知のハガキが届かないケースは日産に限らず、どこのメーカーでも考えられますが、登録されている車体番号から使用者を割り出してハガキを送るはずなのに、なぜハガキが5回も帰ってくるのかは謎です。
修理がされないという約15%の内訳が分かりませんが、ハガキが届かないという理由で修理が進んでいないとすれば仕組みを改善する必要があります。
リコールへの対応は車両使用者の責任でもあります
リコールを起こしたのは製造者の責任で、通知や修理など出来得る限りのことをしなければなりませんが、車両の使用者も安全に車両を走行させるためにリコールへの対応をしなければなりません。
車体番号などは車検証に書いてありますので、写メでも撮って、リコール情報が出た時には一手間掛けて調べてみましょう。
リコール対象かどうかは国土交通省のサイトで検索することができます。安全に関係した大切なことですので、是非確認をお願いします。
万が一の際に命を守るはずのエアバッグで怪我をすることがないように、忘れないで確認をしましょう。
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