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推定16000匹! 千葉県印旛沼のカミツキガメ

   

5月4日、愛知県名古屋市西区にある庄内緑地でカミツキガメが見付かりました。

甲長約35センチ、重さ約10キロで、大きめの個体。

庄内緑地内にある「ガマ池」西側の園路にいたところを通りかかった人が見つけ、通報で駆け付けた警察署員が捕獲し、名古屋市環境局なごや生物多様性センターに引き渡されました。

連休中でしたので、遊びに来たこどもが手を出さずに済んで良かったです。

日本ではすっぽんが「雷が鳴っても離さない」と言われ、咬みつくカメのイメージがありますが、カミツキガメはそんなレベルではありません。

すっぽんは単に臆病なだけで、咬み付いた時に首を引っ込めてしまうため、なかなか離れませんが、水に入れてあげると直ぐに離して逃げていくはずです。

でも、カミツキガメは「雷が鳴っても離さない」どころか、一発で指を食いちぎってしまう力があり、本当に注意が必要です。

もう「日本のどこか」の話ではなく、近所の池に定着している恐れもありますから、こども達には見慣れないカメには絶対に手を出さないように教える必要があります。

実は日本で爆発的に増え続けているカミツキガメ

4月9日に静岡県浜松市で体長1メートルのワニガメが見付かり、ニュースになりました。

その大きさのためにニュースになるワニガメと比べて、カミツキガメは最大甲長が49.4cm(from Wiki)とおとなしめのサイズです。

ですが、危険度はカミツキガメの方がかなり上です。

それもあって、

に指定されています。(※ワニガメは動物愛護管理法によって定められた特定動物で、特定外来種ではありません。)

カミツキガメは、

  • 水から揚げられると更に攻撃的になり、咬まれると大けがをする恐れがある
  • きわめて長寿で、寿命が80年にも及ぶという説もある
  • 淡水産のカメとしては最も繁殖力が強い種のひとつで、1回に通常20~30個、多い時には100個以上の卵を産むと言われている

など、外来種としては困った性質があります。

特定外来種、日本の侵略的外来種ワースト100の指定も納得です。

カミツキガメの攻撃性にも驚かされますが、その見つけ難さも尋常ではありません。

千葉県印旛沼のカミツキガメの推定生息数が16倍に修正されました

千葉県にある印旛沼は早い時期からカミツキガメの定着と繁殖が問題視されていました。

最近では印旛沼水系への広がりも判明し、危惧されています。

そのカミツキガメの推定生息数は今まで

約1000匹(※2004・2005年の調査結果に基いた推定)

とされていましたが、千葉県生物多様性センターが外部に委託して過去の捕獲データを元に推定したところ、

2015年の推定生息数
サイズ(甲長) 15cm未満 15cm以上
範囲 3067~41360匹
中央値 15970匹

 

過去の推定で1000匹とされてきた印旛沼のカミツキガメですが、

  • 最低でも3000匹
  • 最大では40000匹

が生息している可能性があり、急ぎで対策が必要です。

ただ、甲長15cm以上の個体の推定になりますので、甲長が15cmに満たないカミツキガメがどの程度生息しているかは未知数です。

小さな個体は繁殖能力がないため、推定対象に含まれていないようですが、

淡水産のカメとしては最も繁殖力が強い種のひとつで、1回に通常20~30個、多い時には100個以上の卵を産むと言われている

という特徴を考えると、千葉県が想定している「個体数を減らすために、年間約1250匹以上のメスを捕獲」という計算にも狂いが出てくる可能性があります。

2015年度、千葉県と佐倉市などが捕獲したカミツキガメは、オス・メス合計で約1000匹でしたので、

メスだけで年間1250匹以上

という数値目標も実現がかなり難しいと思います。

千葉県生物多様性センターは、2016年度に

  • メスの個体に小型発信器を付けて行動調査を実施
  • ワナを50ヶ所増やし約850カ所とする
  • 捕獲作業の延べ日数も増加

などによって、捕獲数の大幅アップを目指す予定としています。

メスだけで1250匹以上という目標は、2016年度実績の2倍以上という高いものですが、メスの居場所を特定したり、産卵前のメスを捕獲したりすれば、達成できない数ではないそうですので、実現を期待しています。

カミツキガメにも尊い生命があります

生態系に影響が出る以外にも、漁業にも深刻な影響が出ますし、人が危害を受ける可能性もあるカミツキガメですが、小さい個体が研究用に生かされる以外は、捕獲されれば即冷凍処分されます。

ペットして捕獲され、日本に連れて来られ、異なる環境下に頑張って適応して定着すれば殺されるというのは理不尽ですが、法律ですから仕方がありません。

ですが、このような不幸な生き物をこれ以上出さないためにも、ペットとして飼育している生き物は終生面倒を必ず面倒をみるようにしなければなりません。

今は問題なく飼育出来ていても、

  • 大きく育った場合は、場所もエサ代も嵩むようになっても面倒がみられますか?
  • 転居した際、通勤圏内にペット不可の物件しかない場合にどうするか考えてありますか?
  • 結婚する時に、相手がペットを望まなかった場合、どうするか考えていますか?
  • ペットが寿命を全うした場合でもあなたの方が長生きできる自信はありますか?(カメやインコ・オウムはすごく長寿です)

色々考えた上でペットとして迎え入れる必要があります。

 

既にペットを飼育している方は、責任を持って終生面倒をみてあげてください。

 - ペット, 公園, 動物, 危険生物, 安全, 屋外, 川と湖, 生活, 育児, 野外

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