あんしん あんぜん はりねずみ

毎日を安心して安全に過ごしたい。そんな想いに役立つ情報をお届けします。

*

クラウドの安全性が気になって利用できない人へ

      2019/06/13

今流行りというか、もうかなり定着してきた感のある「クラウド」ですが、皆さん利用されていますか?僕は最近まで何となく不安で利用に踏み出せないでいました。Windows10へのアップグレードに失敗して、リカバリする際に、たまたまお試しのつもりで使っていたGoogleドライブでかなり救われたことが契機になって、今ではクラウドを積極的に使っていこうと思っています。

クラウドは安全性が低いのでは?

僕がクラウドをなかなか使う気になれなかったのは、その安全性が良く分からないからでした。

Google、Microsoft、Apple、Sonyと僕が使っているガジェットの関係で、色々なところからクラウド使用の勧誘はありました。

それほど大量のデータを保存しなければ無料で使い続けられるのは魅力的なのですが、自分のPCや自宅内の外付けHDD以外の場所にデータを保管することには抵抗がありました。

実際のところ、安全性は高いのでしょうか、低いのでしょうか。

クラウドの安全性を図る指標はありません

僕のような素人が各クラウドサービスの安全性を簡単に比較できる方法はありません。

パソコンや外付け/内蔵HDDの安全性というか故障しにくさは非常に気になるところですが、明らかに低い場合以外はほとんど比較ができるような方法はありません。壊れる時は一瞬で壊れますし、壊れない時には何年もトラブル知らずです。サーバーなどで大量のHDDを比較できるような場合は耐久性に関するある程度信頼のできるデータが取れますが、全てのHDDに関してデータが存在する訳ではありません。

クラウドには各社が力を入れています

クラウドサービスは各社力を入れているので、簡単にデータが喪失したり、流出したりする可能性は高くないでしょう。特にGoogle、Microsoft、Apple、Sonyのような企業が運営するクラウドの場合、安全性・安定性は非常に高いと言ってもいいと思います。(この中ではSonyに若干の不安がありますが)

クラウドに使用されるサーバーには大量のHDDが使用されています。大量のHDDが使われているので、故障するHDDの数は多いかも知れませんが、全体の一部が故障するだけで、サービスが止まることは稀ですし、バックアップによってデータの喪失はほとんど発生しません。

しかし、自宅でデータを保存する場合は、HDDが故障した場合は全てが停止しますし、データを喪失する可能性は極めて高いです。こまめにバックアップを取っていなければ、ほぼデータは喪失します。

仮にこまめにデータをバックアップしていても、データが出来た瞬間にクラウドに保存する場合に比べるとやはり喪失のリスクは高くなります。

自宅保管にはHDDクラッシュ以外のリスクもあります

PCや外付けHDDに保存したデータを襲うトラブルと言うとほとんどの人が「HDDのクラッシュ」を思い浮かべるでしょう。長い間PCなどを使っていると必ずと言っていいほど経験するものです。

HDDは必ずクラッシュするものだという認識を持たなければなりません。必ずクラッシュするものなので、こまめにバックアップをとることが推奨されていて、そのことはほとんどの人が認識していると思いますが、

今度やろう

と先延ばしにしている人も少なくないでしょう。そうやって先送りにしているうちにクラッシュします。

それを経験するとバックアップの重要性を痛いほど理解して、暫くはこまめにバックアップを取るようになりますが、「喉元過ぎれば熱さ忘れる」でまた先送りするようになってしまいます。

仮にバックアップするデータを厳選して、USBメモリなどへ短時間でバックアップができる状態にしている人でも、実は全く別のリスクも存在しています。

自宅にあるPCや外付けHDDが盗難にあるリスクが存在します

PCを持ち歩く人は置き忘れや盗難のリスクには注意していると思います。ですが、自宅にあるPCや外付けHDDが盗難にあうリスクを意識している人は多くないでしょう。

ですが、パソコンの盗難は少なからずあります。事務所のノートパソコンには盗難防止用のロック付のケーブルを取り付けますが、あれは気休めに過ぎません。

気休めでもロックとケーブルが付いている事務所のパソコンは未だましな方で、自宅で使っているPCやHDDには何も対策はされていません。

バックアップを完璧にとり、HDDも二重化していたとしても、盗難にあえば一瞬で全てのデータを失ってしまいます。

産業スパイがデータ盗難を図るようなデータを自宅に保存している人はほとんどいないと思いますが、換金目当てでPCやHDDを盗み、中古で売りさばく窃盗犯のターゲットには誰でもなり得る恐れがあります。

ウイルス対策やハッキング対策はファイヤウォールとウイルス対策ソフトであまりコストを掛けずに実施できますが、PCや外付けHDDの盗難防止策には高額な費用が掛かります。ALSOKやSECOMと契約して、自宅丸ごとセキュリティを掛けるしかありません。仮にそうして盗難防止をしても、こどもの友人・知人が持って行ってしまうなど、抜け穴は存在しています。(僕がこどもの頃、家に来た友人に物を盗まれた経験があり、自分のこどもの友人を家にあげることに大きな抵抗があります)

盗難だけでも十分厄介なんですが、

  • 火災(ボヤの消火活動で水をかぶる等も含む)
  • 水害
  • 地震
  • 雷サージ
  • 停電によるクラッシュ(ノートパソコン以外)

など、自宅保管のパソコンや外付けHDDでも結構なリスクが存在しています。

相対的にクラウドは安全かも知れません

自宅に置いていることのリスクを考えた場合、Google、Microsoft、Apple(Sonyは外しました)などの大企業が運営するクラウドのリスクは相対的に低いように感じます。

防火や耐震もしっかりしていますし、停電や水害による被害も考慮されているはずです。

スタッフが常駐し、常にメンテナンスされています。

クラウドにアップロードしたデータの流出だけは少し心配ですが、この部分はクラウドサービスの根幹に関わるところですので、今も最大限の努力がなされているはずですし、これからも更に進化を遂げていくと期待できます。恐らくクラウドサービスを通じて自分のデータが流出するリスクよりも、自宅のパソコンがウイルス感染やハッキングでデータを流出させてしまうか、処理を誤って自分でデータを流出させてしまう(誤って共有させてしまう等)リスクの方が遥かに危険かも知れません。

現実的なレベルでデータを保全することにおいてはクラウドの利用が凄く安心で便利だと個人的に思います。

そんなこんなで、最近までクラウド利用には消極的でしたが、一気にプラスに転じ、積極的に利用しようと思っています。

実は今日Chromebookが届きます。Chromebookを購入すると、Googleドライブが

  • 100GB
  • 2年間

無料で利用できます。

現在は15Gしかありませんので、約7倍に増量!

1TBの特典がついた時期もあったそうなので、ちょっとテンション下がりますが、それでも2年で5000円強のお得です。そもそもChromebookが19000円弱と激安なので、問題なしです。

ChromebookとGoogleドライブの組み合わせで仕事が回るようになれば、色々なストレスから解放されます。実際どんな感じになるのかこれから試してみます。

「クラウドはちょっと。。。」と思われる方も、一度検討してみる価値はありますよ。

検討した結果「よし、使ってみよう!」となったものの実は既にクラウドサービスだってことを気付かないまま使っていたケースも出てくるかも知れません。

 - グッズ, パソコン, 個人情報, 安全, 生活

  関連記事

NumLock
NumLockが邪魔なので無効化かONに固定したい

今はテンキーのあるノートパソコン(Acer ASPIRE AS5750)を使って …

国道3号線
国土交通省は高速道路に路線番号を割り振る方針

訪日外国人が増える中、「日本の高速道路の案内標識が分かりにくいのを何とかするべき …

教師が生徒に暴行で10日間の怪我 愛知県瀬戸市立中学校

いつまで経っても教師の暴行事件は「体罰」と言われ、事件化されません。隠蔽され、ど …

バトラー
IMEのユーザー辞書を教育しませんか

実はIMEのユーザー辞書を活用し始めたのは最近なんです。 その存在はかなりの初期 …

ピサの斜塔
旭化成建材による杭打ち不正問題

今年は旭化成にとって最高で最悪の1年になることでしょう。台風18号による鬼怒川堤 …

安全第一
道路緊急ダイヤル#9910は無料です

交通事故を起こした場合は、「110」番と必要に応じて「119」番ですよね。 もし …

おにぎり早食い競争で事故 JA東びわこ

11月13日(日)にJA東びわこが開催した農産物PRイベント「ふれあいフェスティ …

列車火災
ダウンライトが原因の火災が多発中

東京消防庁によりますと、ダウンライトをふさぐ形で置かれた物が燃えたことが原因の火 …

Chrome
Chromebookが既に終わりの予感

過去記事「chromebook ASUS C300 開封の儀」を書いた辺りでCh …

細菌
菌1個で食中毒は発症するのでしょうか?

細菌で引き起こされる食中毒って菌が何個体に入ると発症するのでしょうか。一個でも可 …