あんしん あんぜん はりねずみ

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助手席でしかも膝の上は彼岸への特等席

      2019/06/13

さっきおばあちゃん二人と3歳位の男の子が乗った軽自動車とすれ違いました。おばあちゃんは運転席と助手席、そして男の子は助手席のおばあちゃんの膝の上。助手席の怖さを分かっていないのでしょう。男の子の親がこれを見てどう思うのか、気になるとことです。

シートベルト着用なしはダメ絶対

「腕の力で支えるから大丈夫」って思っても、とんでもない力が事故の時にはかかります。時速40キロで衝突した場合、体重10kgのこどもだと300kgの力がかかります。どんな怪力おばあちゃんでも支えるのは無理でしょう。

3歳児はチャイルドシートに座らせる義務があります

そもそも3歳のこどもはチャイルドシートに座らせる義務があります。(6歳未満の幼児はチャイルドシートに座らせるが義務です。)義務だから守るのではなく、自動車のシートベルトは身長140センチ未満のこどもにはフィットしません。こどもの命を守るには成長に合ったチャイルドシートが必要なんです。

6歳になっても140センチに満たない場合は、チャイルドシートに座らせるのが安全です。

助手席は一番危険な席です

以前「ベビーシート、どこにつけてますか」で書いたんですが、事故が起きた時は助手席が一番死亡率が高いんです。

こどもは助手席の方が景色がいいから乗りたがるし、運転者も隣にいてくれると安心なことも多いので、つい助手席に乗せてしまいたくなりますし、実際に乗せてしまいます。

後部シートが嫌で泣き叫ぶこどもを無視してまで助手席に乗せないのもどうかとも思いますし、結構難しい選択になります。

こどもが後部シートに喜んで座ってくれるのが一番ですが、そうでない時は「一番危ない席に座らせている」ことを常に意識しながら、いつも以上に安全運転に努めるしかないでしょうね。僕もこうなることが多いです。

でも、いつもジレンマ感じてます。

おしゃべりを楽しむのは目的地についてから

僕がすれちがったおばあちゃんはおしゃべりに夢中で、男の子はダッシュボードに手をついて、外の景色を眺めていました。

お二人とも70代後半~でしたが、どれほど腕に自信があっても、反射神経は落ちてしまいます。また同時に複数の作業を行う(マルチタスク)も落ちてしまいますので、おしゃべりに夢中になると事故を起こす可能性がぐんと高くなってしまいます。その自覚を持って、年を重ねる毎により一層慎重に運転するようになって欲しいものです。そうでないと自分より先に目に入れても痛くないお孫さんを彼岸に送ることになってしまいます。

 - 交通安全, 生活, 育児

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