国土交通省は高速道路に路線番号を割り振る方針

訪日外国人が増える中、「日本の高速道路の案内標識が分かりにくいのを何とかするべきだ」という話が出ています。

でも、これはかなり前から言われていることで、しかも日本人にとっても高速道路の名称は分かり易くはありません。

これを訪日外国人にも、そして日本人にも分かり易く変更することは、かなりの大事業になるはずです。

高速道路に路線番号を割り振るだけではありません

今は「道央」「東北」「東北中央」「磐越」「北陸」「東名」などなど、日本人でも地理に詳しくないとどこを走っている高速道路なのか分からなくなります。

これを英語表記にしたところで、依然分かりにくいことに変わりありません。

やはり早い段階で、日本以外の国のように高速道路には番号を振り、その番号で認識する必要があります。

ただ、番号を振ればいいだけではなく、案内看板の色や形状も検討しなければなりません。

日本では高速道路が緑色、一般道が青色になっていますが、アメリカもヨーロッパも逆になっています。

高速道路の案内標識はともかく、一般道の全ての標識を変更することは現実的ではありません。

ただ、各高速道路に番号を割り振る際に、色や形状を訪日外国人にも分かり易いものに変更していく必要があります。

実は密かに世界の流れに組み込まれています

申し訳程度に漢字表記の下に英語・ローマ字表記がされていますが、実は他にも海外の流れに組み込まれていることを最近知りました。

これ知ってます？

僕は中国自動車道を走っている時に見たことがあります。でも、見たのは下のように白地に黒の標識でした。

「アジアハイウェイ1号線」と追われてもピンと来ません。

これは、日本の東京を起点とし、

• 日本（東名高速道路、名神、中国など）
• 韓国
• 朝鮮民主主義人民共和国
• 中国
• ベトナム
• カンボジア
• タイ
• ミャンマー
• インド
• バングラデシュ
• インド
• パキスタン
• アフガニスタン
• イラン

を経由してトルコとブルガリアとの国境付近の終点にまで至るアジア縦貫高速道路を指しています。

アジア広域を走行する旅行者には分かり易い表記ですが、いかんせん標識の数が少ないため、余り役に立っているとは思えず、ロマンはありますが、構想倒れになった感が否めません。

ですが、国土交通省が本腰を入れて、

• 日本の高速道路に路線番号を振る
• 標識の形状も諸外国に合わせる

変更をすれば、訪日外国人の皆さんにとっても分かり易い表記になると思います。

そして、それはこれからの日本人にとっても分かり易い（今の表記は慣れているだけで、かなり分かり難いです）ものになると思いますので、2020年に向けて一気に進めて頂きたいと思います。

できることなら、もっさりした今のデザインを一変させて、Tシャツにプリントしたくなるようなデザインにして頂けたら更に嬉しいですね。