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ゲジゲジに咬まれた(刺された)時の対処法

      2016/05/20

ゲジゲジの毒はどんな毒?

ゲジゲジ(正式にはゲジ)が弱いながらも有毒だというのは何となく分かっているようですが、どんな毒なのかは研究されてもいないのか、情報がありません。

その毒ですが、微弱過ぎて人体に影響はないと言われています。ただ、痛くないとも書かれていないので痛いかも知れませんが、とにかく情報がありません。

また、ムカデは牙のようになった前足で刺す(咬むみたいにして刺す)のですが、ゲジゲジがどのようにして咬む(刺す)のかについても情報がありません。(情報が少ないということは、危険性もそれだけ低いのだとは思います。)

ゲジゲジは、

節足動物門>多足亜門>ムカデ綱>ゲジ目

のようにムカデの仲間です。

となると、ムカデの毒と似た毒を持っている可能性があります。

ムカデの毒も良く分かっていないようですが、

  • ヒスタミン(炎症を起こす)
  • ポリペプチド
  • タンパク質分解酵素・サッカラーゼなどの酵素(タンパク質を分解・アナフィラキシーショックを起こす)
  • セロトニン(神経毒)

など、複数の成分が混合されているようです。

ムカデは肉食系なので、獲物に咬み付き、動けなくして、そして消化するための毒だと思われます。

複数の毒が混じっているのでややこしいのですが、「毒のカクテル」と言われるスズメバチほどではありません。

因みにスズメバチの毒は、

  • ヒスタミン(炎症を起こす)
  • セロトニン(神経毒:量が多いと呼吸不全や心肺停止を起こす)
  • アセチルコリン(神経毒:量が多いと呼吸不全や心肺停止を起こす)
  • ホーネットキニン(アナフィラキシーショックを起こす)
  • マストパラン(アナフィラキシーショックを起こす)
  • マンダラトキシン(アナフィラキシーショックを起こす)
  • ベスパキニン(アナフィラキシーショックを起こす)
  • ホスホリパーゼ(細胞膜を分解する・アナフィラキシーショックを起こす)
  • プロテアーゼ(タンパク質を分解する・アナフィラキシーショックを起こす)

さすが毒虫界のクイーン(※雄は毒なし)だけのことはあります。

話がそれましたが、ムカデに咬まれると

  • 咬まれた直後から局部に激しい痛み
  • 局部に腫れ
  • リンパ腺に沿って発赤、腫れや痛み
  • リンパ節の腫れ
  • 蕁麻疹などのアレルギー症状(最悪はアナフィラキシー)

が起きると言われています。

ムカデの毒の量は多くないため、人命に関わることは殆ど無いと言われますが、体質によってはアナフィラキシーショックを起こす恐れがありますので、注意が必要です。

ゲジゲジは

  • ムカデの仲間
  • ムカデと同じ肉食系

であることから、似た成分の毒を持っている可能性は十分あります。

ただ、ムカデと違って、大きな獲物を毒で動けなくして捕食するスタイルから素早く動くことで小さな獲物を数多く捕食するスタイルに進化しているっぽいです。

その進化の過程で毒性が弱まった可能性があります。

微量な毒しか持たず、しかもムカデのような攻撃性もないため、ゲジゲジは安全な益虫の一種ですが、弱いながらも

  • ヒスタミン(炎症を起こす)
  • ポリペプチド
  • タンパク質分解酵素・サッカラーゼなどの酵素(タンパク質を分解・アナフィラキシーショックを起こす)
  • セロトニン(神経毒)

のような毒を持っている可能性がありますので、咬まれて炎症が起きた場合は治療が必要になる可能性があります。

ゲジゲジに咬まれた場合の対処法

ゲジゲジは臆病で、直ぐに逃げてしまうため、人を咬むことはまずありません。

ただ、小さいこどもが捕まえてしまったような場合に咬まれる可能性があります。

咬まれたら、まず

患部をしっかり洗って、ポイズンリムーバー(吸引器)を使って毒を吸いだしてください。

ただ、吸うと口から毒が回る恐れがありますので厳禁です。

ゲジゲジの毒がムカデと似た成分だとすると、スズメバチほどではありませんが、ちゃんぽんにはなっているため、単一の薬を塗ればOKということがありません。

一応

抗ヒスタミン作用のあるステロイド外用剤(塗り薬)があれば使用

そして患部を冷やして様子を見ます。

もし蕁麻疹が出たり、それ以外のアレルギー症状が出てきた場合は、急いで病院へ行ってください。

ムカデ毒に

ハチ毒との交叉アレルギー

が見られる場合が稀ですがあるそうですので、ハチアレルギーがある人はムカデもゲジゲジも他の人よりも注意した方が安全です。

患部を熱することで毒が失活するのでしょうか

「ムカデの毒は熱で失活するから熱いお湯をかけるといい」

という記事がたくさん見付かります。

理論的には、ムカデの毒の中の酵素毒は、43℃を超えると活性を失い、毒として機能しなくなります。

~42℃ 活性域
43~46℃ 不活性域(ギリギリ安全)
47℃~ 不活性域(火傷の危険)

 

ですから、刺されて直ぐに毒が局部に留まっている状態で、局部的に

43~46℃の範囲で加熱

することができれば、入った酵素毒を失活させ、炎症が広がるのを抑えることが期待できます。

ただし、以下の問題点も残っています。

  • 43~46℃と狭い範囲での加熱が難しく、それを超えると火傷を起こし、下回ると効果がない
  • 酵素毒は不活性化できるが、ヒスタミンとセロトニンによる炎症には効果がない

大人には試してみる価値はありますが、こどもにはちょっと不安が残る方法です。

刺されたら(咬まれたら)、まずは患部を流水で丁寧に洗ってから、

  • ポイズンリムーバー(吸引器)
  • 抗ヒスタミン作用のあるステロイド外用剤(塗り薬)があれば使用

を使用して応急処置を行い、経過を見て、必要に応じて病院へ行くのが安全だと思います。

ゲジゲジの場合は、ムカデのような症状が起きない場合が多いとは思いますが、万が一症状が出た場合は、ムカデ毒への対処法を参考にできると思います。

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