あんしん あんぜん はりねずみ

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アサリは潮干狩り場で採りましょう

   

今日は中潮。

次に大潮になるのは17日。潮干狩りをするなら、16~24日までが良さそうです。(でも、時期的には限界です。)

漁業権区域内で無断に潮干狩りをすることは犯罪です

これは以前働いていた会社での話。

人事部に所属する若い女子社員が、大潮の夜に海へ行き、アサリを大量に獲って、女子寮で「アサリパーティー」を開いていました。(付き合っていた彼女が同じ女子寮にいて、アサリ料理を振る舞われたそうです。)

その人は「海はみんなのものだから誰が採ってもいいはず」と言っていたそうですが、上から下まで黒い服を来て、さらにフルフェイスヘルメットを被って夜中に潮干狩りをする辺り、悪いことをしているという自覚はあったようです。

当時は未だコンプライアンスがうるさく言われる時代ではなく、寮での諸々に会社が顔を突っ込むこともなく、そうこうしているうちに退職したのでトラブルは発生しませんでした。

その彼女がアサリを獲っていたは、

漁業協同組合の漁業権区域内

アサリは近くの潮干狩り場で撒いたり、市場に出したりするために管理をしているものですので、勝手に採ることは許されません。

違反者には20万円(以下)の罰金が待っています。

第百四十三条  漁業権又は漁業協同組合の組合員の漁業を営む権利を侵害した者は、二十万円以下の罰金に処する。

2  前項の罪は告訴がなければ公訴を提起することができない。

出典:漁業法

漁業権区域外であれば潮干狩りはできます

前出の黒装束の密漁娘が潮干狩りをしていたのは、

「アサリの密漁禁止」

と漁協の看板が立っている場所でしたが、漁業権区域外であり、看板も無ければ潮干狩りをすることは可能です。

ただ、そのような場所であっても、何をしても良い訳ではありません。

都道府県によって、特別な定めがある場合もありますので、事前にホームページや電話で確認した方が安全です。

例えば、千葉県の場合、アサリ等の採るに使用する道具については、

  • 貝まき
  • まんが

を使用して、アサリなどの貝を採ることが禁止されています。

違反した場合は、1万円以下の科料。

貝まき まんが

(遊漁者等の漁具又は漁法の制限)

第四十八条漁業者が漁業を営むためにする場合若しくは漁業従事者が漁業者のために従事して水産動植物を採捕する場合を除き、次に掲げる漁具又は漁法以外の漁具又は漁法により水産動植物を採捕してはならない。

一 竿釣及び手釣

二 たも網及びすくい式さ手網

三 投網(船を使用しないものに限る。)

四 貝類徒歩堀(まんが及び貝まきを使用するものを除く。)

五 も類の徒手採捕

2前項各号に掲げる漁具又は漁法によつて水産動植物を採捕する場合は、正当なる漁業の操業を妨げないようにしなければならない。

出典:千葉県海面漁業調整規則

また、採っても良いアサリの大きさも決まっています。(千葉県海面漁業調整規則 第三十七条)

大きさが2.7センチ以下のアサリは放流しなければなりません。

採っても良いのは、大きさが2.7センチを超えるものだけ。(※2.7センチ以上ではありません!)

また、船橋市漁業協同組合では、自主規制のため2.8cm以下のアサリを採らないことにしているそうですので、一般の方も2.8センチを超えないアサリは放流してあげてください。(※規制は地域によって違います)

違反した場合の罰則は、道具の違反よりもかなり重い

6ヶ月以下の懲役

または

10万円以下の罰金

資源を守るためには必要なことです。十分に気を付けましょう。

漁業権区域外や潮干狩り場以外でアサリを採るリスク

実はアサリなどの二枚貝には厄介なリスクがあります。

それは

麻痺性貝毒

アサリなどの二枚貝には元々毒はありません。

ですが、麻痺性貝毒を産生する渦鞭毛藻や淡水産藍藻の

  • アレキサンドリウム属
  • ギムノディニウム属
  • ピロディニウム属
  • アナベナ属
  • アファニゾメノン属
  • シリンドロスペルモプシス属
  • リングビア属

を餌にする貝の中腸腺などに濃縮されていき、それを食べた人に食中毒を引き起こします。

この麻痺性貝毒による食中毒は、フグ毒による食中毒に似ていて、重症の場合は呼吸が停止して、命を落とす危険があります。

そのため、食中毒を防ぐために、アサリなどの二枚貝を出荷する漁業組合では、定期的に有毒プランクトンの出現を監視して、対象となる貝類の毒性値を測定しています。具体的には、規制値(可食部1g当たり4マウスユニット:MU)を超えたものは出荷規制されています。

ですから、

  • 漁業権区域
  • 潮干狩り場

にいるアサリは定期的に麻痺性貝毒の検査を受けていますが、それ以外の場所のアサリは検査を受けていません。

もしかしたら、麻痺性貝毒を持ってしまっているアサリがいる可能性もあります。

自分で採ったアサリは格別だという気持ち、良く分かりますが、色々なリスクを考えると、

アサリは潮干狩り場で採る

のが、安全で安心です。

 - 安全, 屋外, , 生活, 育児

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