スーパー台風予備軍　台風15号と16号が発生

台風15号と16号がほぼ同時に発生しました。お盆を過ぎて海で遊ぶひとも少なくなるとは思いますが、今後の進路に注意が必要です。

台風15号　GONI（コーニー）

うなぎの故郷、マリアナ諸島近海で生まれました。日本の近海は海水温度が上昇していますので、急激に拡大する恐れがあります。十分に注意しましょう。

台風16号　ATSANI（アッサニー）

北太平洋にあるウェーク島近海で発生しました。ウェーク島とは、南鳥島の東に位置する水没した死火山の縁に発達したサンゴ礁で出来た環礁で、第二次世界大戦中は日本が統治して大鳥島（おおとりしま）と呼ばれたこともありますが、現在はウェーク島（アメリカ合衆国領）となっています。

速度が遅く、日本に影響を及ぼす恐れがあるのは8月末頃になると予報されています。

スーパー台風に成長する可能性は？

台風がスーパー台風に成長するためにはいくつかの要素が必要ですが、そのひとつの海水温度は現在どんな状況でしょうか。

日別表層水温（気象庁）

既に驚くような高温です。そして、2013年程ではありませんが、表面温度も高温になっています。もしかすると今回の台風15号と16号がスーパー台風に成長する可能性もゼロではありません。高い海水温でサメが海水浴場に近づいて騒ぎになっていますが、比べ物にならないほど恐ろしいスーパー台風のことを忘れてはいけません。