あんしん あんぜん はりねずみ

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大阪府高槻市 中1殺害遺棄事件で思うこと

   

身元不明の遺体が見付かったのが8月13日深夜。遺体は発育状況から8〜15歳の少女だという司法解剖結果が発表されて衝撃が走りました。捜査が進み、同級生の中1二人が殺されて遺体を遺棄されるという最悪の結果になってしまいました。亡くなった二人のご冥福をお祈りします。

この事件を防ぐために何ができたのでしょうか

川崎市の事件でも、こどもが深夜に出かけたことで事件に巻き込まれています。凶悪事件の中には白昼堂々と実行されるものもありますが、多くは夜の暗闇に紛れて実行されます。白昼堂々と実行される凶行も防がねばなりませんが、先ずは夜の暗闇に紛れた卑劣な犯罪を防がねばなりません。

こどもの深夜の外出は止めさせましょう

外出したい事情や気持ちも分かります。僕も家を出て行きたい時がありました。ですが、深夜の外出でトラブルに巻き込まれた時の代償は余りにも大きいです。

「すべき保護」と「過保護」の境界線は難しいですが、こどもの安全に関わることは過保護であっても良いのではないかと思います。こどもを失って後悔するよりは、過保護に育てたことを後で反省しましょう。過保護は後でどうとでも修正ができますが、命を落とせば終わりです。

誰に文句を言われても、こどもと取っ組み合いの喧嘩をしてでも深夜の外出は止めましょう。

こどものSNS利用を一度見直しませんか

川崎の事件も今回の高槻市の事件もSNS(Line)が関わっています。SNS(Line)自体が悪いなんて言いません。僕はSNSは苦手ですが、それでもLineは便利に使っています。ただ、おとなの僕が使っていても危ないなと思うことはあります。言葉が足りずに誤解を生んだり、誰かに隠れて密かに連絡をすることができてしまいます。

一律にSNSの使用を禁止するのもこれからの時代はますます難しいとは思いますが、こどもの使用に関しては一定のルールも必要です。こどものプライバシーを守りながら、保護者が適度な干渉を行う方法を探していかなければなりません。

我が家ではタブレットを使ってこどもがLineを利用しています。ですが、共用のタブレットなので全てオープンです。この先、こども専用のスマホを持ってそれでLineをすることになっても、ある年齢までは検閲する予定です。ある年齢がいくつかは決めていませんが、それは状況を見ながら決めることになります。先ずは親の監視下・保護下で使わせることにします。僕と奥さんとの間も完全なオープンなので、こどもにも適用させてもらいます。

犯罪者レーダーを育てましょう

今回の事件は犯人と話をしてしまい、車に乗ってしまったことが最大のミスです。そのミスの代償は二人の命であり、余りにも大きなミスになりました。

男数人に囲まれてワンボックスに引きずり込まれたら僕でも抵抗ができないと思います。ですが、今回は犯人は一人で、被害者は二人。無理やり引きずり込まれても一人が逃げて助けを呼べば、こんな結末は迎えなかったはずです。恐らく言葉巧みに二人を車の中に連れ込んだのでしょう。類似の前科があるので慣れているのかも知れません。

この手の異常者は白昼堂々と車に連れ込もうとする恐れもあります。深夜に外出させないだけでは防ぐことができません。

知らないひとは勿論、知っているひとでも車に乗り込まないように教えるのは親の責任です。「知らないひとにはついていきません」という教えは役に立ちません。どんなひとについていくべきではないのかを教えるのは困難ですので、ついて行っていいひとを限定して、それ以外のひとにはついていかないように教えるのがいいのではないでしょうか。

我が家では、

  • 両親
  • 祖父母

以外にはついていかないというルールにしています。

友達の親でも、塾の先生でも、近所のひとでもダメです。親戚、学校の先生でさえもダメです。これは特殊詐欺防止にも役立つと思います。「お父さんが交通事故にあったから一緒に病院へ行こう」と言われても、うちの子は行きません。僕が事故にあっても、母や祖父母が大丈夫でしょうから、そちらからの連絡を待つようになっています。仮に「お父さんとお母さんが事故にあったから」と言われても動きません。万が一、「お父さんとお母さんとおじいさんとおばあさんが全員事故にあったから」と言われてもダメです。そんなことを言われたら更に警戒するように教えてあります。そんな場合は遠方の祖母から電話連絡を待つようになっています。

面倒ですけど、普段からそんな話をすることで、犯罪者に対するレーダーが育っていくと思います。

深夜にこどもだけで歩くのを見たら何らかのアクションを取りましょう

声をかけて保護できたら一番いいのですが、逆に犯罪者に間違われてしまう恐れもあります。また、邪魔をしたと報復を受ける可能性がない訳でもありません。

こどもだけで歩く姿を見かけたら、警察に通報をして、保護をしてもらうようにしましょう。「過保護」だという批判もあるかも知れません。もしかすると近くに親がいるのかも知れず、警察に無駄なことをさせてしまう恐れもあります。それでも警察への通報はするべきだと思っていましたし、今回の事件でその思いを更に強くしています。

性犯罪者への再犯防止策を

今回の犯人も前科があります。刑務所を出たその足で再犯を犯した事案も過去にありました。

性犯罪者の中には服役期間中に更生するひともいますが、更生できないひとも少なからずいると思います。(個人的にはかなりの率で存在すると思っていますが、これは根拠がないので大きくは書けません)

性犯罪者は病気、または精神が異常を来たしている場合が多いのではないかと思います。病気は治すためのサポートを、精神異常に関しては行動の把握をするなど、服役だけではない対策が必要だと思います。氏名や顔写真の公開を求める声もありますが、人権上それは許されないと思いますので、せめて病気の治療や行動の把握は法制化して頂きたいです。

保護者の責任も明確にするべき時期に来ています

日本ではこどもの事故が起きると親は被害者的な立場になりますが、海外ではこどもの事故が起きた場合は親の責任が問われ、被害者だけでいることはできません。

深夜にこどもが徘徊するのを許して、その結果事件に巻き込まれたりしたら、親の責任は厳しく追及されます。それもあって、こどもだけを家に残す場合はベビーシッターを頼んだり、深夜の徘徊を厳しく指導したりする文化ができています。(それでも非行はなくなるはずはありません)

今回犠牲になった二人の保護者を責める意図はありませんが、日本全体として保護者の責任をもう少し厳しく明確にしていくべき時期に来たのではないかと思います。近所のおとなが保護者のような機能を果たしていた古き良き時代はとうの昔に終わっています。実態に法律を合わせなければなりません。

その一方で、母子家庭などで生活費を稼ぐために夜間家を空けがちな家庭があることには別の対策が必要です。形骸化している感のある民生委員・児童委員をしっかり機能させることに加えて、言われたことしかしない感のある児童相談所がもっと積極的に動くことも重要で、効果的だと思います。

またこれも形骸化している感のある「こども110番の家」も強い自覚を持って運営して欲しいと思いますし、半ば営業目的であるとうにも見える「こども110番の店」についても、その意義を再度確認して、運営をして頂きたいと思います。今回の事件で、二人が歩いたルートにあり深夜も営業していた「こども110番の店」の関係者の方にはよく考えて頂きたいと思います。「こども110番の家」や「こども110番の店」は危険な時に駆け込むことができる場所なんですが、助けるべきこどもを見た時には駆け込むのを待つだけではなく、警察へ通報するなど、積極的な対応もしてもらえたらと思います。

こどもの保護責任は勿論保護者である親にある訳ですが、こどもは社会の宝ですし、かつては誰もこどもであって、色々なひとの世話になって無事に成長して来られた訳です。大切なこども達が二度とこのような凄惨な事件に巻き込まれることがないよう、みんなで守ってあげましょう。

 - 学校等, 安全, 小中高, 生活, 育児

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