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ヤマビルにご注意ください 生息域を急速に拡大中

   

現在、兵庫県でヤマビルが急速に生息域の南下・拡大を続けています。今までの経験にとらわれず、山に入る時にはマダニに加えて、ヤマビルにもご注意ください。

2003年の調査では、ヤマビルの生息密度が濃い地域は朝来市や宍粟市の一部にとどまっていましたが、既に姫路市・たつの市・神戸市北区などでも生息が確認されていて、一部地域では中国自動車道を超えて拡大しています。いずれは六甲山系にも拡大し、六甲山ハイキングで被害にあう人が続出するのも時間の問題かも知れません。

ヤマビルはイノシシやシカに付いて移動しています

兵庫県の田畑や公園・墓地に行くとイノシシやシカの足跡の多さに驚かされます。兵庫県と言えば鹿肉や猪肉が有名ですが、やはり有名なだけに数も多いようです。

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ジビエ料理が人気とは言え、まだまだ消費量は限られています。

猪肉と言えば丹波。(あと黒豆も。)

現在の兵庫県におけるヤマビルの生息域の拡大の背景には、イノシシやシカの増加に伴う生息域の拡大および移動があります。実際、兵庫県中北部では、イノシシやシカの増加による農作物被害が一層深刻化していますし、そのせいでヤマビルが田畑で目撃されるようになってきています。

イノシシやシカが特に多い兵庫県でヤマビルの移動が目立っていますが、ヤマビルがイノシシやシカについて生息域を拡大する減少は他の地域でも発生している可能性がありますので、他人事と済まさずに、近隣で野生動物の出没が増えている場合は、ヤマビルについても注意が必要です。

ヤマビルが媒介する病気や寄生虫はないと言われています

山林で降りかかる災難としては、ヤマビルの他にはマダニがいます。マダニは

  • 日本紅斑熱
  • Q熱
  • ライム病
  • 回帰熱
  • ダニ媒介性脳炎
  • 重症熱性血小板減少症候群(SFTS):致死率は10~30%程度

などの感染症を媒介します。

でも、ヤマビルは「今のところ」寄生虫や病原体の伝搬については知られていません。

あくまでも、今のところです。

マダニで起きて、ヤマビルで起きない。この違いがはっきりしない限りは安心できません。

実は、ヒルが吸血した動物が持っていた寄生虫や病原体を体内に一定期間保持していることが分かっています。

英語版のWikipediaには

Prevention, removal and treatment

A land leech can be removed by hand, since they do not burrow into the skin or leave the head in the wound. A sore develops and lasts for about a week. Grande Ronde River, Oregon (U.S.)
One recommended method of removal is using a fingernail or other flat, blunt object to break the seal of the oral sucker at the anterior end of the leech, repeating with the posterior end, then flicking the leech away. As the fingernail is pushed along the person’s skin against the leech, the suction of the sucker’s seal is broken, at which point the leech will detach its jaws.

Common, but medically inadvisable, techniques to remove a leech are to apply a flame, a lit cigarette, salt, soap, or a chemical such as alcohol, vinegar, lemon juice, insect repellent, heat rub, or certain carbonated drinks. These will cause the leech to quickly detach; however, it will also regurgitate its stomach contents into the wound. The vomit may carry disease, and thus increase the risk of infection.

“これらの方法は、ヒルを速やかに皮膚から離すことが可能です;しかしながら、これらの方法はヒルの胃の内容物を傷口に逆流もさせてしまいます。ヒルの吐物は病原菌を含む可能性がありますので、そのために感染症をリスクを増大させてしまいます。”

出典:Wikipedia ”Leech”

と書かれています。

また、NCBI(National Center for Biotechnology Information)には

などの記事が掲載されていて、ヒルの体内に寄生虫や病原体が存在し、吸血行動の中でヒトに感染させる可能性があることを示唆しています。

ヤマビルによって感染症にかかる可能性はあると思った方が安全です

シカやイノシシにはトリヒナ症を引き起こす旋毛虫などの寄生虫がいる可能性がありますし、またE型肝炎ウイルス(HEV)を保有している可能性もあります。

寄生虫やウイルスを持った動物を吸血したヤマビルがヒトから吸血した際に、体内の寄生虫やウイルスを媒介する可能性が考えられます。(一般の吸血行動では媒介の可能性は低いと考えられますが、皮膚から適切に引き離さない場合は、ヒトの傷口にヤマビルの胃の内容物を逆流させることで感染を起こすリスクが上がります。)

ヤマビルは吸血するだけの不快生物だとして軽く考えられている感がありますが、病気など、特にE型肝炎を媒介するリスクもありますので、吸われないように対策が必要です。

ヤマビルには「ヤマビルファイター」があります

ヤマビルを避けるには、ヤマビルファイターを服の上にスプレーしておくだけで、効果があります。山林に入る時には蚊よけに加えて、ヤマビル避けもしておくと安心です。

ヤマビルファイターはディートを使用しています。

ディートが気になる人には、ディートを含まない「ダウンヒル」という製品も入手可能です。ディートではなく、サリチル酸2-ヒドロキシエチルやL-メントールを主成分として、忌避剤を総合研究大学院大学の助教と秋田県立金足農業高等学校の生徒が共同開発したものです。

 

 - 危険生物

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