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ペットとのキスは危険な香り

      2019/06/13

突然ですが、ペットの犬や猫のお尻を舐めることはできますか?ムツゴロウ先生なら「お母さんはね、こうやってこどもの便意を促すんですよ」といいながらしそうですが、僕には無理です。

僕も動物は大好きで、小学生のころはムツゴロウ先生に本気で憧れてました。物心ついてからはずっと近くに犬か猫がいます。今も僕の実家と妻の実家には犬がいます。ペットとのスキンシップも大好きで、「ある時」まではムツゴロウ先生ばりに口もベロベロされてました。

ある時、ペットの歯周病はひとから感染するという記事を何かで読み、そして実際に飼っていた犬と猫がひどい歯周病になってからは、ペットの健康のために口へのベロベロは禁止にしました。おかげで今いる子達の歯周は健康のままです。でも、ちょっとさびしいですね。

ひとにとってもベロチューはハイリスク

ペットの為にやらないことにしたベロチューですが、実はひとへのリスクが潜んでいます。うすうす気付いていたんですが、気付かない振りをしてました。

犬や猫は肛門を舐めて掃除してます

そうなんです。全く悪気はないんですが、肛門などのデリケートゾーンを舐めて綺麗にしています。そんなの構わないと言われる方もいると思いますが、ちょっと気に留めて欲しいことがあるんです。

ペットの寄生虫が経口感染する危険性があります

定期的に寄生虫の薬を飲んだり、注射をしていますが、散歩中などに新たに寄生虫をもらってくる可能性が常にあります。だから、定期的に寄生虫対策をしなければならないんです。

では、どんな寄生虫があるんでしょう?

回虫(かいちゅう)

ひとの体に入ると体内をあちこち移動します。その結果、発熱、喘息発作、肝臓肥大などの症状がでます。眼球に入ると失明の危険性があります。特に3歳~5歳程度の子供が感染しやすいと言われています。

鉤虫(こうちゅう)

口以外にも皮膚からも入ります。皮膚の下を這い回るのでかなり痒みがあります。発疹、呼吸障害、胃腸障害、その結果として慢性失血と鉄欠乏性貧血が引き起こされます。

鞭虫(べんちゅう)

成熟卵が口から入ると、下痢や嘔吐をすることがあります。

ランブル鞭毛中(べんもうちゅう)

ひどい下痢と腹部の痙攣を伴う胃腸炎を起こします。

トキソプラズマ

女性が妊娠初期に初めてこの病気に感染すると流産や胎児の成長に大きく影響すると言われています。

ペットの健康は飼い主の健康から

こどもの健康を守るためには常に親自身が健康でなければならないって思っています。それと同じでペットの健康を守るには飼い主が健康でなければなりません。

そのためにはちょっとさびしいですけど、ベロチューなどの過度なスキンシップを避けて、そしてペットと触れ合ったり世話をしたあとは必ず手を洗うことを心がけましょう。

こどもの場合は避けられないこともありますので、できればペットにひとの口を舐めないようにしつけると更に安心です。

 - ペット, 健康, 生活, 育児

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