高所平気症か 横浜市鶴見区のマンションで男児の転落事故
2019/06/12
かなりの高所恐怖症の僕にはマンションのベランダに出るだけでお尻がもぞもぞしてきます。ですが、育った環境によっては、同じような感覚を持つ人ばかりではないということには注意したいと思います。
神奈川県横浜市鶴見区のマンションの11階から転落
9月5日午後4時頃、神奈川県横浜市鶴見区のマンションで「人が転落した」という通報があり、警察が駆けつけたところ、こどもが心肺停止の状態で発見されました。
そのこどもはそのマンションの11階に住む3歳の男児で、病院へ搬送されましたが、死亡が確認されました。
母親がその男児の兄弟を迎えに行くため外出し、部屋には男児だけだったそうです。神奈川県警鶴見署が詳しい経緯を調査しています。
3才児は部屋においていくべきではありませんでした
3才児でもしっかり留守番が出来る子もいます。
体調が悪い場合などにも、留守番させざるを得ない場合もあります。
ですが、3才児は様々な危険を認知することが不十分で、今回のようなマンションからの転落事故だけではなく、
- 異物の誤飲
- 鋭利なもので目を突く
- ソファー・椅子などからの転落
- カーテンのヒモなどで窒息
- ドアでの指詰め
など、様々なリスクがあります。
親が料理をしている間、少し目を離している間に重大な事故が起きたりします。
兄弟を迎えに行くとなると、少なくとも10分。長ければ30~60分、親が目を離すことになる場合もあります。
「ちょっとだけだから」
という油断が取り返しのつかない事故に繋がる恐れがあります。
我が家ではベビーサークルを3セット購入して、それを連結して、部屋全体を囲っていました。
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3セット購入して連結するとかなりの広さになります。
料理をしたり、お風呂の掃除に行ったり、トイレに行ったり、ほんの少し目を離した隙に起こる事故を防ぐ目的でしたが、それなりに効果があったと思っています。(これがあってもこどもだけを部屋に残すことはしませんでした。)
ただ、3才位になると元気のいい子はサークルを超えてしまうと思いますので、いつでも・誰にでも使える方法ではないと思います。
こどもの成長段階に応じて、サークルや追加のロックなどを活用して、リスクを減らすべきだと思います。
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こどもにも安全ですし、防犯上でも効果があります。
3才児は高所平気症かどうかは未だ分かりません
3才児でも高所を怖がる子もいますが、まだ高所の危険を認識できない子も多いと思います。
成長に応じて次第に高所の危険を認識し始め、
- 高所を普通に怖がる子
- 高所を異常に怖がる子(高所恐怖症)
に分かれていく訳ですが、3才児では未だ高いところを怖がらないとしても問題ありません。
ただ、もっと大きくなっても、高所の危険は頭で理解していても、余り怖がらない子もいます。
それは高層マンションが存在しなかった昭和時代にもいて、学校で窓掃除中にふざけていて落下して、救急車で搬送されたりしていました。
それが、タワーマンションなど、超高層マンションの誕生に伴って、更に増えているとしても不思議ではありません。
高所恐怖症の僕からすれば、高所が怖くない人の気持ちが理解出来ない訳ですが、それは逆でも同じで、高所平気症の人からすれば僕の恐怖心も全く理解できないことでしょう。
この感覚が親子でずれてしまうと、事故が起きるリスクが高まります。
「高いところは怖いはず」
という思い込みは危険です。
怖がるか、怖がらないかには関係なく、危険なものには十分な配慮と対策を施す方が安全です。
なんでもかんでも危険なものにフタをするのは正しくないと言われますし、僕もそう思う部分もあります。でも、後であれをやっておけば良かったと一生後悔して生きる位なら、教育上間違っていたとしても、出来る限りのリスクは排除したいと思っています。
大きなリスクがなく、安全が確保された場所で、こども達が日常におけるリスクについて学べる場所が欲しいと思います。職業体験型テーマパークの「キッザニア」はこども達に大人気ですが、こども達が日常におけるリスクを学べるテーマパークがあるといいんですけど。防災に関して学習ができる施設は全国にありますので、これのもっと日常版があるといいですね。
職業と違って、企業がスポンサーにつきにくいから難しいのかも知れませんが、実現を期待しています。
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